HMVクラシック担当、匠がマーケティングを行えば鬼に金棒

北は北海道から南は九州・沖縄まで、売り上げアップの専門家が在籍。↓

マーケティングサポーターズクラブ(MSC)

日経MJを読み解く!

 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2006年10月18日 〓〓〓〓〓〓 

 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 964号 ◆◆◆

 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

      〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
         あなたは何の「匠」を目指しているか。
      多くのファン客を作りたいなら本物を目指そう。

      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 ━━━━━━━━ 2006年10月18日付日経MJ(9面)より ━━━━━
  ◆
 ◆◇◆    「“お薦め屋”のスタンスで伝えていければいい」
 ◆◇◆
  ◆ HMV商品&マーケティング部クラシック担当、金井 清隆さん
 ――――――――――――――――――――――――――――――――

 今日は、日経MJの新コーナー「匠ファイル」から、クラシック・バイ
 ヤー一筋の金井清隆さん(49)を紹介した記事を取り上げます。

 ■クラシックは熱いマニアが多い分野。自身も小学生からのファンで、
  ウィーンで音楽を学んだこともあるほど。

 ■今年初めからは店頭配布の無料誌で初心者向けモーツァルト講座の連
  載も仕掛けた。

 ■「年に1枚しか買わない人が5枚買えば市場は5倍」。

 ■「‥‥昨年からの日本はバブル。編集盤とモーツァルトで生まれた芽
  を、いかに開花させるかが大事」

 ■その方法論がコンサートとの連携だ。日本は注目公演ラッシュ。そこ
  で主催者や演者に働きかけて、店舗や自社の通販サイトと結んで共同
  販促を展開。

 ■「今日の演奏が気に入ったらぜひまた店頭にどうぞ、と伝えたい」

           とのこと。それで、↓↓↓

  ────── ∞ ────── ∞ ────── ∞ ───────

   ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
    わかったゾ!!! これぞマーケティングの極意なり。
   ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 

 ●世界的にクラシック愛好者が減少している中、日本では聴きどころを
  集めた編集盤がヒットするなど、特異な現象が起きています。7月に
  も当メルマガで東芝EMIの事例を取り上げました。

  東芝EMI、クラシック音楽CDで75万枚以上販売   
  ⇒ http://www.bushidoman.com/897classicalcd.htm

 ●巧みなマーケティングによって、クラシック初心者のCD購入が増え、
  すそ野が広がっているのです。この人たちが、本格的にクラシックを
  愛してくれるようになったら・・・

  「年に1枚しか買わない人が5枚買えば市場は5倍」

  という金井さんの言葉は、初心者を指していっているものでしょう。

 ●これは、まず売り手の頭の中が、「今の5倍くらい買わなければダメ
  なんですよ」という意識になっていなければ実現できません。

 ●店舗経営者は、販売員の意識を疑ってみた方がよいと思います。その
  考え方が購入者に引きずられたものになっていれば、主導権はお客に
  握られ、たいして売れなくなってしまうのです。

 ●「クラシック? 編集盤が1枚あれば十分だ」という認識を持ってい
  る初心者の購入者に、

  「それで終わるなんてもったいない。実はその先にもっと味わい深い
   世界があるのですよ」

  といって誘うことができなければ、単なるブームに終わってしまうの
  です。

 ●つまり、初心者を啓蒙できるだけの認識、知識が売り手に無ければ、
  ファン客に育てるのは難しいということ。人が「匠(たくみ)」と呼
  ばれる人たちに引き付けられるのは、自分の価値観を変えてくれる深
  いものを持っているからです。

 ●金井さんは、匠としての目を生かしつつ、モーツァルト講座を仕掛け
  たり、コンサートとの連携を図ったりするなどのマーケッターとして
  の力を十分に発揮しています。

 ●本物を知りながら、かつ顧客の気持ちを十分考えて販売行動を行い、
  大きな成果を生み出しているのです。この両方が欠かせません。

 ●さて、あなたは、顧客の価値観に引きずられていませんか。それでは
  主導権は握られっぱなしでしょう。あなたがプロ中のプロとして顧客
  を導かなければファン客は作れないのです。

 ●自らが高みに立っており、しかも初心者の気持ちまでわかれば、頂点
  が高く、底辺の広い巨大ピラミッド型の顧客構造を作り上げることが
  できます。あなたは何の匠を目指していますか。自分を磨きましょう。

 ───────────── 今日はここまで (^o^) ──────

 ■■■ちょっと一言

 連日、いじめを苦に自殺した福岡県筑前町立三輪中2年の男子生徒に関
 する報道が為されています。

 「いじめ」というのは大昔からあることですが、それに周囲の人が気づ
 き、何人かがいじめられている側に立ってあげれば、いじめられっ子に
 も希望の光が見えて大事に至らないと思います。

 ところが現代人は、

 「自分のことで精一杯病」

 にかかっている場合が多く、周りのことが目には映っていても見えてい
 ません。企業の「評判の悪い管理職の人」は、例外なくこの病です。こ
 れを治していくのはリーダー層の役目。

 東京土産で「晋ちゃんまんじゅう」(安倍総理をかたどった饅頭)を買
 ってきました。⇒ http://www.tokyo-miyage.com/product/30

 新総理にちょっと期待をかけつつ、いただきます。果たしてどんな味で
 しょうか、晋ちゃん。いきなり中・韓訪問はさすがですね。(#^.^#)

メールマガジンのご購読はこちら

現役中小企業診断士の勉強部屋 マーケティング資料室ホームへ