ダックス、顧客の年齢層を広げる戦略採用

北は北海道から南は九州・沖縄まで、売り上げアップの専門家が在籍。↓

マーケティングサポーターズクラブ(MSC)

日経MJを読み解く!

 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2006年9月27日 〓〓〓〓〓〓 

 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 950号 ◆◆◆

 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

      〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
           ターゲットを広げるのは危険。
        むしろ、もっと絞り込む方向で考えよう。

      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 ━━━━━━━━━━━━━ 2006年9月27日付日経MJより ━━━━
 □■□  本日の注目記事(7面)
 ■□■   顧客の年齢層を広げる様々な仕掛け     ダックス
 □■□      「手ごろ感」と「高級感」のバランスを維持 
 ────────────────────────────────

 今日は、三共生興が手掛ける英国の老舗衣料ブランド「ダックス」が顧
 客層の拡大を狙い、帝国ホテルプラザ店で工夫を重ねているという記事
 です。

 ■路面店となったのを機に明るく開放的な内外装に改め、若年層でも入
  りやすい雰囲気づくりを進めている。

 ■‥‥平日には来店客の3割程度を20〜30代が占めるまでになった。

 ■衣料品に比べ単価が安い雑貨の比率を既存店の2〜3倍に引き上げ、
  全商品に占める雑貨の構成比を3割程度に設定。

 ■‥‥顧客には「威圧感を与えない接客」を心掛ける。‥‥たえず棚の
  衣料品の整理などで手を動かし、意識的に客から視線を外す。

 ■若年層の取り込みに力を入れる一方で、40〜50代の従来の顧客層には
  より特別な商品を用意して購買意欲をくすぐる。

           とのこと。それで、↓↓↓

  ────── ∞ ────── ∞ ────── ∞ ───────

  ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
  ⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!


 ●「顧客層を絞る方が売り上げは伸びやすい」という1つのセオリーが
  あります。ダックスも、今までは高級感を前面に打ち出し続けて、中
  高年の富裕層を獲得することに成功してきました。

 ●しかし、1969年に日本に登場した同ブランドは、すでに37年が経過し
  ています。記事にはありませんが、顧客層を広げるということは、業
  績がおもわしくないことの裏返しではないかと思われます。

 ●同社のホームページを見てみると、直近の決算は上向いているものの、
  ここ数年のグループ売上高は減少傾向となっています。ダックスの顧
  客層拡大は、業績悪化を背景とした戦略転換ではないでしょうか。

  三共生興グループ⇒ http://www.sankyoseiko.co.jp/

 ●このままでは顧客が先細りしてしまう、という危機感から、なんとか

  「若いうちにブランドのファンになってもらう」(松室亨ゼネラルマ
  ネージャー)

  ようにして、将来の上客を確保しようという動きだと思われます。

 ●同一店内に、幅広い顧客を相手にして幅広く商品を置くことは、どっ
  ちつかずの店となってしまい、結局、誰も来なくなる可能性を含んで
  います。高級品の場合は特にそうなりやすいでしょう。

 ●記事は、「手ごろ感」と「高級感」の「バランスを維持していけるか
  が試される」と結んでいますが、ターゲットが不明確なこの店の将来
  を危惧しているかのようです。

 ●ただ、今のところ、20〜30代などの若年層を取り込むことに成功して
  いるのは、同社にとって大きなプラスとなります。仮にこの帝国ホテ
  ルプラザ店が失敗しても、若年層向けの店を出すことが可能となるで
  しょう。

 ●店構え、品ぞろえ、接客方法まで一通り、経営陣と現場の販売員が学
  習できているのですから。このように、積極的に動けば必ず何かを学
  べるので、選択肢も広がるのです。

 ●さて、あなたは、なかなか売り上げが伸びないとき、ターゲットを広
  げる方向へ目を向けがちではありませんか。必ず失敗するとは言えま
  せんが、かなり危険であることは間違いありません。

 ●今は、あれもこれも扱う時代ではないのです。売れないときはむしろ、
  「ターゲットの絞込みが不足しているのではないか」と考えましょう。
  さらに細分化された市場に照準を合わせるようにしてください。

 ───────────── 今日はここまで (^o^) ──────

 ■■■ちょっと一言

 先日、東京の表参道でブランドショップを外から眺めたり、中に入った
 りした際、非常に奇異な感じに襲われました。

 それは、販売員がこちらをじっと見ていることです。中小企業診断士の
 テキストでも、

 「販売員は、顧客と目線が合わないようにする」

 と書いてあるくらい、顧客が店に入りやすくするための基本中の基本な
 のですが、そのようにしている店の方が少なかったです。

 まるで獲物を見つめるような目。あれはわざとそうしているのでしょう
 か。大金持ちの人は、あんな目で見られると気分がよいのかもしれませ
 んね。

 私は、ダックスのように、「視線を外す」接客の方がよいです。庶民で
 すから。(#^.^#)

メールマガジンのご購読はこちら

現役中小企業診断士の勉強部屋 マーケティング資料室ホームへ