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◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 894号 ◆◆◆
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〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
戦略に失敗なし。
その方向に沿った戦術上の工夫と努力が鍵を握る。
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━━━━━━━━━━━━━━ 2006年7月3日付日経MJより ━━━━
□■□ 本日の注目記事(19面)
■□■ 売り上げ増を支える店内調理 チムニー
□■□ ホール係も含む全員研修で料理の質を維持
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今日は、前期(2005年12月期)まで4期連続で増収増益を果たし、今期
売上高も好調という、居酒屋「はなの舞」などを展開するチムニーに関
する記事です。
■6月下旬のある日、「両国道場」で中途入社の社員が調理の研修を受
けた。
■‥‥同社はどんな職種でも2週間の料理実習を必ず受ける。料理場が
顧客を集めるメニューの発信源であり、さらに社員全員が実際の調理
を把握することで、ホール係の動かし方など料理を生かす店舗運営に
つながるからだ。
■料理のレベルを一定水準以上に保つために、料理人への指導は厳しい。
実際に店舗で料理に携わる社員は月2回実施するセミナーで技術を習
得する。
■菅家部長は「調理マネージャーに計数管理を求めるのは、独自メニュ
ーを作ってもらうため」と説明する。
とのこと。それで、↓↓↓
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ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!
●322店(06年5月時点)も保有しながら、セントラルキッチン(集中料
理施設)を持たないチムニー。4年連続で増収増益を果たしていると
いうことは、相当、優秀な料理人を揃えているのでしょう。
●数十店程度の飲食店を展開している企業の場合、毎年、どの店かで数
年間、修行した料理人を店の料理長として昇格させるケースが多いよ
うです。料理長を育てるのは時間がかかります。
●それで、大規模なチェーン店ではセントラルキッチンを導入し、ほと
んど調理が済んだ状態で店に届け、料理人によって大きな差が出るこ
とのないようにしているわけです。
●ところが、チムニーは出店速度が速いにもかかわらず、そのやり方を
していません。
・セミナーや資格試験で人を育てる
という、茨の道を選んでいます。
●心が感じられないメニューは味気ないですね。機械的に大量生産され
たものと、1人の料理人が気持ちを込めて作ったもの。それが同じメ
ニューであっても、人は後者を選ぶでしょう。チムニーの人気の秘密
はそこにありそうです。
●同社では、料理人への指導が厳しいのはもちろん、ホールスタッフや
管理部門の社員として採用された人たちへも、調理実習を義務付けて
います。
●私も学生時代に喫茶店でアルバイトとして働いた際、ホールだけを担
当していた最初の頃と、厨房も兼務で入るようになった後半とでは、
全体の見え方がかなり違いました。
厨房内の様子が分かると、ホール担当時の顧客への接し方が調理状況
を意識したものに変わったのです。
●記事には、「調理重視の姿勢は組織全体に行き渡っている」とありま
す。経営者の基本戦略が、社内の仕組みを通してみごとに伝えられ、
好業績につながっているよい事例だと思います。
●さて、あなたは、同業他社がやっているからと、横へ習え式に仕事の
やり方を決めていませんか。例えば、
「セントラルキッチンがはやりだ。自社も導入しよう」
というような思考パターンに陥っていないでしょうか。
●おそらくチムニーでは、経営者が強烈に「調理重視」という価値観を
保有しており、それを具現化する仕組みを作ったのだと思います。
・セントラルキッチンを導入する。
・セントラルキッチンを導入しない。
どちらの戦略も正しいことに気づきましょう。大事なのは、それらを
成功させるための戦術をしっかり組み立て、行動することなのです。
───────────── 今日はここまで (^o^) ──────
■■■ちょっと一言
社長さんから戦略の方向について質問されることがありますが、経営コ
ンサルタントとしては、客観的・一般論的な視点から、アドバイスをす
ることしかできません。例えば、その方向が難しそうに思えたとき、
「それは茨の道ですよ」
と言うことはできますが、その茨の道が間違っているとはいえないので
す。そのあたりは、経営者の価値観次第。昔から、わざと困難な方向に
進んで大成功した人もたくさんいますし。
自分を信じて突き進むことが一番大事ですね。
ところで、昨日、
『仕事が嫌になった人へ』(岩元貴久著 PHP研究所)
という本を読んでいたら、妻が、
「お父さん、仕事が嫌になったの?」
と心配していました。トホホ。この本、仕事とどう向き合うべきかと悩
んでいるすべての人に参考になると思うのでご紹介します。(#^.^#)
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