ヴィレッジヴァンガード社長、61ヵ月既存店売上高が前年実績を上回る

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日経MJを読み解く!

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 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 854号 ◆◆◆

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      〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
         あなたの部下はやる気に満ちているか。
      権限・義務・結果責任の3面を明確にしよう。
 
      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 ━━━━━━━━  2006年5月8日付日経MJ(3面)より ━━━━━
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 ◆◇◆「現場に任せて従業員のモチベーションを高めることに尽きる」
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  ◆      ヴィレッジヴァンガード社長、菊地敬一さん
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 今日は、2006年3月まで61ヵ月、5年以上に渡り既存店の売上高が前年
 実績を上回っている、ヴィレッジヴァンガードコーポレーションの社長、
 菊地敬一さんへのインタビュー記事です。

 ■「‥‥本部は基本的に現場の邪魔をしないで任せることが必要。やら
  されている仕事と進んでやっている仕事の時間の密度は全く違います」

 ■「僕は役員のやる気を考える。役員はエリアマネジャーの、エリアマ
  ネジャーは店長の、店長はアルバイトのやる気のケアを考える」

 ■「商品の仕入れ(発注)はすべて現場がやるが、値下げは許していま
  せん。価格は本部が交渉します。だから一物二価は起こらない」

 ■「‥‥社員希望のAタイプと普通のBタイプにわけており、一千人の
  全バイトのうちAタイプは現在200人います。Aタイプにはどんどん
  売り場を任せます」

 ■──従業員の士気を高めるコツは何ですか。
  「ひめやかな競争原理を導入することです」

           とのこと。それで、↓↓↓

  ────── ∞ ────── ∞ ────── ∞ ───────

   ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
    わかったゾ!!! これぞマーケティングの極意なり。
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 ●5年以上に渡り既存店の売上高が前年実績を上回り続け、赤字店は1
  店もないというヴィレッジヴァンガード。驚異的です! その秘密は、
  従業員のモチベーションの高さにあると社長の菊地さんは言います。

 ●ほとんどの企業経営者は「どうすれば社員のやる気は高まるのか」と
  いうことで悩んでいます。社長自身、細かいノウハウなどよりも、
  「やる気」が良い結果を出すおおもとであることを知っていますが、
  社員のやる気を高めることはなかなかできません。

 ●しかし、『孫子の兵法』でも、個人の能力より、軍全体に勢いをつけ
  ることが勝利に不可欠であることを説いています。士気を高められる
  ことがリーダーの条件であるといってよいでしょう。

 ●菊池さんは、社員のやる気を高めるには「現場の邪魔をしないで任せ
  ることが必要」だと言います。戦争でも、個別の戦場での戦い方は現
  場の指揮官に任せるのが鉄則ですが、それと同じですね。

 ●ただ、気をつけなければいけないのは、あくまでも任せるのは戦術面
  であって、戦略ではないということです。例えば、「ヴィレッジヴァ
  ンガード」という店の名前は固定してあり、個々の店長が変更できる
  わけではありません。

 ●また、「商品の仕入れは現場がやっても値下げは許さない」というル
  ールもあります。大手スーパーでも、現場の判断で値下げすることが
  できるのを考えれば、この点においては、むしろ現場に任せている比
  重は低いといえるでしょう。

 ●大事なことは、何を任せ、何を任せないかをしっかりと社員に説明し、
  普段から約束どおり実行すること。「任せる」といったくせに実際は
  口を出す光景がしばしば見られますが、そうすると社員の「やる気」
  はあっという間にしぼんでしまいます。

 ●人間はもともと「判断」をしたい動物なのです。自分の意思で決めれ
  ば結果も納得できます。ただし、その結果があいまいではいけません。
  はっきりと分かるようになっていなければ。

 ●記事によると同社では、「毎日、既存店の昨対比の成績表を1位から
  ビリまで200店舗全店に送」っているとのこと。これによってバイト
  や従業員の方から「店長頑張りましょうよ」と言ってくるそうです。

 ●戦略は経営者が決め、戦術は従業員が決める。そして、結果について
  はスコアを明確に示すようにするという、ごく当たり前、基本中の基
  本をやることで、同社は士気を高めています。

 ●さて、あなたは部下に対して「権限」「義務」「結果責任」の3つを
  明確に示し、しかもそのルールを自ら破ることなく実行していますか。
  そうすれば、部下の士気は高まっていきます。

 ●マーケティングの戦略をあなたが決め、戦術は部下に任せればよいの
  です。結果が出れば、部下は喜んでますます主体性を発揮するように
  なるでしょう。

 ●ただし、ヴィレッジヴァンガードが社員希望のバイトに売り場を任せ
  ているように、もともと「やりたい」と言ってくる人に任せることが
  大前提です。

 ───────────── 今日はここまで (^o^) ──────

 ■■■ちょっと一言

 前に進むには「勇気」が必要ですが、組織で戦っている場合には、それ
 を個人にまかせてしまうと個人差が出てバラバラになってしまいます。

 そこで、孫子は勇気がない者も前に進まざるをえないようなシステムを
 作りました。逆に勇気がありすぎる者は、一人で勝手に前へ行けないよ
 うにしたのです。

 孫子は徹底的に、個人にまかせず、システムで戦うというやり方を選択
 しました。日本人で本格的にこれを取り入れたのが武田信玄です。徳川
 家康をコテンパンに叩きのめし、織田信長を恐れさせました。

 ヴィレッジヴァンガードでも、各店長が前を向かざるをえない心理にな
 る仕組みを作っています。孫子が生きていた2500年前も現代も、人間は
 そんなに変わっていないようですね。(#^.^#) 

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