〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2003年4月11日
〓〓〓〓〓〓
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 73号 ◆◆◆
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
プロセスも売る。
お客が欲しいのは結果だけではない。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
━━━━━━━━━ 2003年4月10日付日経MJ5面より引用 ━━━
■埼玉県を中心に住宅を建築・販売する中央住宅(埼玉県越谷市、中内
俊三社長)は住宅を注文した顧客がインターネットのサイト上で工事の
進ちょくを確認できるシステムの運用を始めた。
■住宅を注文した顧客はサイトの写真で工事の状況を確認。疑問や要望
が生じれば、サイト上の掲示板で好きなときに工事担当者に伝えること
ができる。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!
●小さな記事ですが、面白い試みと思い取り上げてみました。自前の住
宅をもつことは、多くの人の夢でしょう。しかし、着工前に概要を確認
したら、出来上がるまでおまかせということになりがちです。
●できる営業マンの場合は、お客に対して途中段階をまめに報告します
し、工事が完了して引き渡した後も、きちんとフォローします。しかし、
これでは人まかせの感がぬぐえません。それらをやらない営業マンはク
レームを発生させてしまいます。
●この会社は、インターネットの活用により、営業マンがいちいち報告
しなくても、自宅にいながらにして自分の住宅の出来上がり具合を確認
できるようにしたわけです。
●途中段階を見ることができれば、楽しさが広がるでしょう。おそらく
家族中が口々に、「半分くらいできたね」「もう少し明るい色がいいん
じゃない?」などと言い合い、ライブ感覚が楽しめるようになります。
●これは、完成後の住宅というモノに潜む「住み心地」「満足感」を売
ることに加え、プロセスを楽しめるというサービスをも提供しているの
です。従来できる営業マンだけがやっていたことを、会社ぐるみででき
るようにしています。
●上手にできればひとつのクチコミの要素ともなります。「あそこの会
社で建てたら途中が楽しいよ。家の中が盛り上がるよ」と聞けば、「そ
こに頼んでみようか」と考えるお客も出てくるでしょう。家の中の雰囲
気をよくする1つの方法として考える人もいるかもしれません。
●このように、「完成品」を売るのが当たり前だったのが、「途中段階」
を売ることにより価値が高まることもあるのです。プロセスが見えるよ
うにすることで、お客が喜ぶようなことはありませんか。
――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ―――――――
■■■ちょっと一言
飲食店やお菓子屋さんなど、作る過程を見せているところがよくありま
すよね。あれと同じ理屈で住宅建築場面を見せているのですね。
NHKの「プロジェクトX」も、プロジェクトメンバー達が苦労をして
いるプロセスを見せて、共感を呼んでいます。
プロとしては、「完成品」を見せてお客を感動させたいのでしょうが、
お客は「途中どんなふうにしているのか」を見たいという風に意識が変
わってきています。「人間」を味わいたいのでしょう。
|