4℃(FDCP)、キャリア女性の心を高級路線でくすぐる

北は北海道から南は九州・沖縄まで、売り上げアップの専門家が在籍。↓

マーケティングサポーターズクラブ(MSC)

日経MJを読み解く!

 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2005年9月21日 〓〓〓〓〓〓 

 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 706号 ◆◆◆

 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

      〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
            次の商品は見えているか。
     それは既存顧客の誰に焦点を合わせるかで決まる。

      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 ━━━━━━━━━━━━━ 2005年9月21日付日経MJより ━━━━━
 □■□  本日の注目記事(7面)
 ■□■   「VIPルーム」を拡張     4℃(FDCP)
 □■□        キャリア層を意識した店作り 
 ────────────────────────────────

 今日は、20代後半から30代の可処分所得が多い働く女性をターゲットに
 して売り上げを伸ばしている4℃(ヨンドシィ)に関する記事です。

 ■4℃はFDCPの連結売上高(2005年2月期168億円)の約75%を占
  める主力ブランド。

 ■売り上げの約6割は「レギュラー」と呼ぶ親や恋人からのギフト目的
  の宝飾品だ。

 ■4℃の宝飾品をギフトにもらう女性は20〜25歳が中心。この層を実質
  的な顧客層として想定し、年齢が上がっても手に取ってもらえる商品
  の強化を始めた。

 ■レギュラーの主力である銀素材商品の中心価格は1万2千円強だが、
  シタディーヌは18金やプラチナを使った商品が同約5万5千円と高め。

 ■4℃の売り上げに占めるシタディーヌの割合は、03年2月期の7%か
  ら05年2月期は10%に高まった。

           とのこと。それで、↓↓↓

  ────── ∞ ────── ∞ ────── ∞ ───────

  ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
  ⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!


 ●商品には、必ずライフサイクルがあります。サイクルの長短はあるに
  せよ、時間の経過と共に、売れていたものも徐々に売れなくなり、つ
  いには姿を消すことになるのです。

 ●ですから、企業は既存商品の販売をしながら、常に将来の新商品も考
  えておかねばなりません。今の主力商品に代わる商品を開発します。
  これを戦略商品といいます。

 ●4℃の商品分野には、レギュラー、婚礼等があり、親や恋人からのギ
  フト目的の宝飾品であるレギュラーが、売り上げの約6割を占めてい
  るそうですが・・・

 ●記事によれば、手ごろな価格の海外ブランドの攻勢などでクリスマス
  ギフトが苦戦し始めたとのこと。そこで、ギフトではなく、女性が自
  分のために購入する「自家需要」用の商品を強化することにしました。

 ●それが、「シタディーヌ」です。20〜25歳のときにギフトとして宝飾
  品を買ってもらった女性が、今度は自分で買いに来た場合に勧めるの
  です。

 ●20代後半から30代くらいになったキャリア女性は、ブランド品に慣れ、
  安っぽいものよりも、高級感のあるものを望むのでしょう。4℃では、
  価格が高めのシタディーヌを積極的にお客に勧めています。

 ●また、婚礼指輪などは、拡張した「VIPルーム」でずらりと出して
  みせるとのこと。高級な雰囲気の中で、数多くの宝石を見、手に取り
  ます。購入を決定するより、むしろ買わない方が勇気が要りそうです。

 ●4℃では、主力であるレギュラーが他との競争で伸び悩むようになっ
  た分を、高級路線を強化して、シタディーヌや婚礼向けでカバーし、
  売り上げを伸ばしています。

 ●自社の顧客中、「キャリア女性」にターゲットを絞り、それに商品と
  売り方を合わせた結果、成功しました。

 ●さて、あなたは顧客の分析をきちんと行っていますか。顧客の中でも
  特に多い層、たくさん買ってくれている層を抽出してください。そし
  て、その人たちが「次に望むもの」を考えましょう。

 ●4℃にとっての「シタディーヌ」や「VIPルーム」にあたるものは
  何でしょうか。それさえわかれば、あなたの会社は発展し続けること
  が可能となるのです。

 ●環境が著しく変化する中では、顧客から目を離すとおしまいです。し
  っかりと見すえて、戦略商品を開発し、投入してください。

 ───────────── 今日はここまで (^o^) ──────

 ■■■ちょっと一言

 ダイエーの創業者、中内功氏がお亡くなりになりました。氏は流通革命
 を起こし、メーカーから小売りへ、チャネルキャプテンの地位を移す役
 割を果たしました。

 福岡では、なんといってもホークス誘致が高く評価されています。もし
 もホークスが無かったら、今の福岡はなんと寂しい街だったことでしょ
 う。

 晩年は、ダイエーの業績が悪化するとともに、かなり各方面から叩かれ
 ることになった中内氏ですが、たくさんのことをやればやるほど、誉め
 られることも叩かれることも増えますね。

 こういう人生を送りたいものです。(#^.^#)

メールマガジンのご購読はこちら

現役中小企業診断士の勉強部屋 マーケティング資料室ホームへ