ディア・スープ、「急がば回れ」レトルト食品販売

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日経MJを読み解く!

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 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 682号 ◆◆◆

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      〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
         最初から花を咲かせるなど無理な話。
       根を張り、芽を出し、茎を成長させることだ。

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 ━━━━━━━━━━━━━ 2005年8月17日付日経MJより ━━━━━
 □■□  本日の注目記事(15面)
 ■□■  「急がば回れ」を地でいく戦術     ディア・スープ
 □■□    将来の出店に備え、まずレトルト食品でファン拡大 
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 今日は、具だくさんの「食べるスープ」をチェーン展開するディア・ス
 ープ(東京・中央、吉村一哉社長)に関する記事です。

 ■1999年に銀座に1号店を構えて以来、100種以上のスープを送り出し
 てきたが、実際の店舗は9店にとどまる。

 ■9月1日、ディア・スープはレトルトスープの新シリーズ「朝スープ」
 (252円)を発売する。売り場は直営店のほか全国の食品スーパーや量
 販店。

 ■同社はレトルト・冷凍スープの売り上げを今後1年で約2倍の2億円
 に増やし、実際の出店までにブランド認知度を高める考えだ。

 ■スープ店を5年間に160店に増やす野心的な計画もあった。だが、実
 際に店を急拡大するには人材が足りなくなり「やりたいことが限られる
 ので軌道修正した」(東條さん)。

           とのこと。それで、↓↓↓

  ────── ∞ ────── ∞ ────── ∞ ───────

  ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
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 ●スープ店を5年間で160店にする計画があったというのは、この会社
 が相当な拡大志向であることを現しています。しかし、人材不足で軌道
 修正したとのこと。

 ●私もよく、社長さんから「誰かいい人いませんか?」と聞かれます。
 しかしこういう会社に限って、人を育てるという考え方・仕組みが弱い
 もの。宝探しと同じように人材獲得を考えるのはやめた方がよいです。

 ●ディア・スープでは、軌道修正して、出店よりもまずは物販に力を入
 れることにしました。レトルト食品や冷凍スープを作り、全国の食品ス
 ーパーやネット上で売っています。

 ●急激な店舗展開が難しいとなれば、他の手段で売り上げを伸ばすしか
 ありません。レトルト食品等を作るのは、人がいなくても、製造工程を
 外注することで可能となります。

 ●同社で商品開発を行っているのは、副社長の東條真千子さんただ1人
 なのだそうです。1人で作ったものを、他社に製造委託して大量生産し、
 年間1億円売り上げています。

 ●おそらく、販路を確保するのは社長の吉村さんの仕事なのでしょう。
 ニーズに応えられる商品さえあれば、少人数でも売り上げを大きくする
 ことは可能です。

 ●ただし、これは同社にとって、将来の多店舗展開を成功させるための
 戦術なのです。知名度を上げることで、2つのことを狙っているのでし
 ょう。

 ●1つはもちろん、出店した際に「あぁ、あのディア・スープさん?
 お宅のスープ、おいしいよね」などといって、最初から多数の新規客を
 獲得できるように土台を築いておくということ。

 ●もう1つは、その店で働く従業員を確保しやすい状況を作っておくこ
 とです。働く側にとっても、知名度の高い会社は安心感があるので、募
 集した際に集まりやすいのです。

 ●飲食店は「店長産業」と言われるくらい、店長の力量が売り上げを左
 右します。良いスープを作って提供するというだけでなく、良い人材を
 確保することが、チェーン展開を成功させるための重要な条件です。同
 社はそこまで考えて、物販に力を入れているものと思われます。

 ●さて、あなたは「急がば回れ」という言葉を知っていると思いますが、
 これを実践したことがありますか。今は、スピードを重視する経営者が
 多いですが、実は成功者と呼ばれる人の中には、意外とこの「急がば回
 れ」を行っている人が少なくありません。

 ●この活動は目立たないので、なかなか注目されません。ちょうど植物
 が芽を出して成長し、つぼみになるまでの時期に似ています。人は、花
 が咲いたところだけを見て、「わー、きれい」と言うものです。

 ●あなたは、芽を出して成長する段階をどのように過ごすべきか、明確
 になっており、かつ着実に実行していますか。最初から花を咲かせるな
 ど無理な話。仮に咲いても、すぐに枯れてしまうでしょう。しっかりと
 根を張って、エネルギーを吸収する仕組みを作ることが大切です。

 ───────────── 今日はここまで (^o^) ──────

 ■■■ちょっと一言

 昨日は、ちょうど「経営コンサルタント開業サポートくらぶ」会員向け
 のマーケティング解説ビデオをホームページにアップし、そのことを案
 内してホッとしていたときに、地震のニュースがテレビで流れました。

 震度6弱といえば、3月の福岡での地震と同規模です。地震に合った方
 が、テレビで、

 「この揺れがもっと大きくなるのではないかと怖かった」

 と言っていましたが、私もまさに同じ恐怖を味わいました。体験してい
 ると、気持ちがよくわかります。

 これで今年は、九州、関東、東北と大きな地震が起きました。不気味で
 すね。寝る時は、なるべく物の無い部屋で寝るようにしましょう。私の
 友人で阪神大震災に合ったF君は、そうしているそうです。(#^.^#)

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