ダイキン工業、「ぴちょんくん」序盤を制する

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日経MJを読み解く!

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 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 661号 ◆◆◆

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      〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
            お客の心を意識しているか。
      どうすればつかめるかを徹底的に考えよう。

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 ━━━━━━━━━━━━━ 2005年7月15日付日経MJより ━━━━━
 □■□  本日の注目記事(3面)
 ■□■   「ぴちょんくん」序盤を制する    ダイキン工業
 □■□     エアコンの独自機能、名前に親近感をもたせる 
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 今日は、6月20日〜7月3日、全国3千の家電量販店のエアコン販売台
 数データを集計した結果、1位と6位にダイキン工業の製品が入ったと
 いう記事です。

 ■「うるるとさらら」─冬の加湿と夏の除湿を両立する湿度調節の機能
 を前面に出した商品は、冷え性や乾燥肌に悩む主婦らの心をとらえた。

 ■加湿の「うるる」は外気の水分をためて室内を潤す「無給水加湿」が
 「他社にない魅力」(量販店)。

 ■今年の販売は団塊ジュニアに照準を定め、「もっとリビングに集まろ
 う」をテーマにした。

 ■販売店を支援する取り組みは地道だ。社員と約20の販売子会社が、開
 発テーマや商品のセールストークを具体的に記した「早わかりブック」
 を携え、4〜6月に全国一万店超を一斉に回る。

 ■「販促も営業もいろんな社員が面白がって一斉に取り組む」

           とのこと。それで、↓↓↓

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  ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
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 ●10数年前に営業職としてあちこちを回っていた頃、企業のエアコンに
 はほとんど「DAIKIN」の文字があることに気づきました。「きっ
 と業務用エアコンに強い企業なんだろうな」と漠然と思っていました。

 ●記事によれば、「家庭用に本格的に取り組んだのはここ10年くらい」
 だそうです。10年といえばかなりの年月ですが、ライバルは松下電器、
 三菱電機、シャープとツワモノぞろい。そんな中で、家庭用でもトップ
 に立っています。

 ●業務用と家庭用ではどちらが技術的に難しいのでしょうか。素人考え
 ですが、自由につけたり消したりできず、冷え性の女子社員も多い職場
 で満足を得られる空調機器を作る方が、難易度は高そうです。

 ●とすれば、技術力はかなり優れているのでしょうが、それだけで競合
 他社を押さえて勝てるとは限りません。消費者は「ダイキン工業」にな
 じみがなく、どんな独自技術を持っているのかも知らないのですから。

 ●同社は、その辺りを十分に意識したのでしょう。エアコンのキャラク
 ターは「ぴちょんくん」、独自機能は「うるるとさらら」というネーミ
 ングにして、伝わりやすくしています。

 ●「ぴちょんくん」は子供に人気なのだそうですが、少子化が進めば進
 むほど、「子供に好かれるかどうか」は重要なポイントになります。家
 庭内に占める子供の影響力が、昔に比べて大きくなっていますから。

 ●今年の販売は、団塊ジュニア(1971〜1974年生まれの世代、今は30代
 前半)をターゲットにしたとのこと。自分の子が「ぴちょんくん」ファ
 ンとなってしまったら、かなり同社の製品を購入する方に気持ちは傾く
 でしょう。

 ●「うるるとさらら」は主婦の心をとらえました。加湿と除湿の仕組み
 を細かく説明すればややこしくなり、「なんだかよくわからない」とな
 りそうなところを、このネーミングで引きつけています。

 ●こうしてみると同社は、業務用エアコンでは社長やビジネスマンを対
 象に営業をしてきましたが、家庭用では子供と主婦を狙い、キャラクタ
 ーやネーミングをそれに合ったものにしています。

 ●このように、戦略と戦術をきちんと一致させ、さらに、売る時には全
 社一丸となって取り組み、販売店を地道に支援する姿勢があるのですか
 ら、まだしばらくは同社の優位は動かないでしょう。

 ●さて、あなたの商品の独自機能は何ですか。まず最初に、これが言え
 なければ話になりません。お客に伝えるためには必ず必要なものです。
 
 ●そして、それがお客の心に抵抗なく入っていくためのネーミングや売
 り方(ダイキン工業はぴちょんくんのCDを出したり、社員が着ぐるみ
 をかぶって店頭のムードを盛り上げたりしています)を考えましょう。

 ●お客の心をつかんだ者だけが売れるのです。朝から晩までそのことば
 かり考えていれば、売れないわけがありません。売れないのは、「工夫
 が足りない」という、ただそれだけのことなのです。

 ───────────── 今日はここまで (^o^) ──────

 ■■■ちょっと一言

 昨日、本欄でお伝えしたように、今朝は博多祇園山笠の「追い山」でし
 た。私はこのメルマガを書いていて見てませんが、例年のように激しか
 ったことでしょう。また、テレビで放送されるのを見たいと思います。

 ああいうのは生で見るのが一番ですが、午前5時からというのはなかな
 か厳しいものがあります。(^_^;)

 ところで、芥川賞・直木賞が決まりましたね。私は今年もダメでした。
                           (冗談です)

 芥川賞の「土の中の子供」というのは、親に捨てられ、虐待され、生き
 埋めにされた経験を持つ男の話だそうですが、そんな話を書いている方
 の精神がおかしくなりそうです。作者は27歳の中村文則さん。

 作家の京極夏彦さんは、サラリーマン時代に、いつも自分だけ仕事が早
 く終わって、さっさと帰るわけにもいかず、仕方なくパソコンに向かっ
 て仕事をするふりをして小説を書いていたら、それが本になったとのこ
 と。あなたにも私にも、芥川賞のチャンスはあります。

 さて、3連休。一足早く海へ行きますか。私は仕事&勉強です。(#^.^#)

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