三井物産、地域の名品を発掘して流通させる

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日経MJを読み解く!

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 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 649号 ◆◆◆

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      〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
       「私は○○力がある」とはっきり言えるか。
          それが事業の軸になるのだ。

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 ━━━━━━━━━━━━━ 2005年6月29日付日経MJより ━━━━━
 □■□  本日の注目記事(27面)
 ■□■   地域の名品を発掘して流通させる    三井物産
 □■□      オリジナル商品で小売りとの関係強化 
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 今日は、自ら商品開発を行い、販売するという新規事業が軌道に乗り始
 めた三井物産に関する記事です。

 ■「ルネサンス事業」のビジネスモデルは、知名度は低いが良質な地場
 商品を見つけ出し、消費者の需要に合わせて改良、その上で商社の販売
 チャネルを活用してブランド化していくというもの。

 ■00年から始めた「焼酎ルネサンス」は焼酎ブームの追い風にものり、
 これまでに50種類の焼酎を開発。事業売上高はこの2年で4倍に膨らん
 だ。

 ■焼酎での成功から、佐賀県以外からも話を持ちかけてくる自治体や企
 業は多い。

 ■他の商社や卸には取り扱えない商品ラインアップを持つことが、小売
 業や外食チェーンなど川下との取引強化につながる。

           とのこと。それで、↓↓↓

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  ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
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 ●商社というのは、世界規模の卸売業です。特に総合商社となると、取
 り扱う商品・サービスが多岐に渡ります。三井物産・三菱商事・住友商
 事・伊藤忠商事・丸紅などがあります。

 ●これらの商社は、日本の高度経済成長に合わせてどんどん伸びて行き
 ました。輸出入量が飛躍的に増えたにも関らず、日本の企業は海外との
 取引が不得手という事情があり、それを商社が助けたのです。

 ●ところが、日本企業も徐々に自前の拠点をあちこちに持つようになっ
 たり、取引の仕方がわかってきたりして、商社の必要性が減りました。
 それで、バブル崩壊とともに、商社に「冬の時代」が訪れることとなっ
 たわけです。

 ●2004年7月にニチメンと日商岩井が合併しましたが、これも厳しさを
 反映したものでしょう。しかし、各商社は構造改革に取り組んでおり、
 ここ2〜3年、三菱商事や三井物産はかなり業績を回復させています。

 ●三井物産の「ルネサンス事業」も、構造改革の1つでしょう。卸売業
 というのは、よそのメーカーや生産者が作ったものを扱い、自社独自の
 商品を持たないのが普通です。

 ●ということは、小売業や外食チェーンなどと取引をする際、他の卸と
 の競争となってしまうわけです。そこで三井物産は、「なんとか自社の
 オリジナル商品を持てないか」と考えたのでしょう。

 ●まったくゼロの状態から自前で商品を作り上げるのは、いかに巨大企
 業であってもそう簡単なことではありません。しかし、良質だが世に出
 ていないという商品を「売る」ことならできます。

 ●なんといっても、商社の強みは販売網ですね。そこに良いものを流せ
 ばよいわけです。同社は、焼酎ブームに目をつけました。2000年から始
 めて50種類の焼酎を開発したとのこと。

 ●記事によれば、小売りベースで30億円になったそうです。しかも、こ
 の成功に対し、「県産品の振興を目指す自治体から熱い視線が寄せられ、
 対象商品を健康食品などに広げたうえ、対象エリアも九州から全国へと
 拡大することを決めた」とのこと。

 ●ネットで調べてみたら、同社の2005年3月期の単体の売上高は10兆円
 を超え、当期利益は362億円です。それからすれば、この「ルネサンス
 事業」は微々たるものですね。しかし、起した小さな火種は、今大きく
 燃え上がろうとしています。

 ●自社の強みをはっきりと認識して、地場商品の改良という関り方で50
 種類もの焼酎を開発し、販売して結果を出したことが周囲に高く評価さ
 れています。そのうち同社の柱のひとつに成長するかもしれません。

 ●あなたの強みは何ですか。「販売力」「技術・開発力」「資金力」等
 いろいろとありますが、まず「自分には○○力がある」とはっきり認識
 することが大事です。

 ●それを軸にして、事業を組み立てるのです。無い力を自前で最初から
 作り上げていくのは困難を極めますし、なかなか一流になれません。他
 の一流と提携してやれないか、考えてみましょう。それで成功事例を作
 れれば、さまざまな分野の一流たちが寄ってきます。

 ───────────── 今日はここまで (^o^) ──────

 ■■■ちょっと一言

 なかなか雨が降りません。昨日は、朝、ちょっとだけ降りましたが。

 福岡は、割と水不足に悩むことが多い地域です。でも、世界的に見ると、
 それほどたいしたことはありません。私が3ヵ月だけ通ったアメリカの
 学校では、先生が、

 「シャワーは必ず5分以内にしてください」

 としょっちゅう言っていました。自宅で浴びるシャワーのことですよ。
 その地域は雨が少なくて困っていたのです。

 「カリフォルニアの青い空」

 に私は感動しましたが、住んでいる人にとってはうらめしいものかもし
 れません。

 新潟は大雨だそうですね。地震のあとの大雨は怖いです。新潟の皆さん、
 ぜひお気をつけください。(#^.^#)

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