〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2005年6月20日 〓〓〓〓〓〓
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 642号 ◆◆◆
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
あまりに自社開発にこだわっていないか。
既存顧客に他社の商品を提供することも考えよう。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
━━━━━━━━━━━━━ 2005年6月20日付日経MJより ━━━━━
□■□ 本日の注目記事(11面)
■□■ 福利厚生メニューを会員向けに提供 ルネサンス
□■□ 代行業者と提携して仕組みを練り上げる
────────────────────────────────
今日は、企業が福利厚生を外部委託する仕組みを個人向けに転用した、
フィットネスクラブ大手のルネサンスに関する記事です。
■会員に渡すA4判158ページの冊子には宿泊施設やゴルフ場、レジャ
ー施設からカルチャー教室まで、700以上の割引プランが掲載されてい
る。
■サービス名は「ぐっピープラス」。月会費に525円を追加することで
利用ができ、夜間会員などを除いた60歳以上の施設会員は料金を無料に
した。
■昨年5月から開始し、現在会員数は約4万5千人。ルネサンス会員の
5人に1人、60歳以上に限れば60%以上が加入している計算だ。
■団塊の世代の大量退職を前に、イーウェルにとっては「個人の取り込
みが大きな課題の1つ」(事業企画統括部川崎雄介部長)だった。
とのこと。それで、↓↓↓
────── ∞ ────── ∞ ────── ∞ ───────
ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!
●驚きました! ルネサンスのサイトを見てみたら、売上高も会員数も
右肩上がりで伸びています。まるで高度成長期のように。フィットネス
クラブの経営も曲がり角だと思っていましたが、ここは全然、そんな気
配がありません。ルネサンスは⇒ http://www.s-renaissance.co.jp/
●1979年に創業したということなので、今年が26年目。全国に70以上の
施設を展開し、22万人以上の会員数を誇っています。売上高は2005年3
月期で261億円。趨勢からすると、まだまだ伸びそうです。
●平成17年3月期の決算説明会資料に、フィットネスクラブ会員の年代
別構成の円グラフがありますが、それを見ると、
10代 … 2.0%、20代 … 19.1%、30代 … 24.2%、
40代 … 18.1%、50代 … 16.8%、60代以上 … 19.8%
となっています。
●30代が若干多いものの、ほぼ各世代に満遍なく、会員が存在している
といってよいでしょう。健康や美を追求する姿勢は、年齢には関係が無
いようです。
●ルネサンスは、既存顧客に新サービスを提供するという戦略を採用し
ました。記事によれば、新サービスの申し込みは「60歳以上が大半を占
めると想定していた」そうです。
●団塊の世代の大量退職と同時に、この新サービスによって一気に会員
を増やすという作戦なのでしょう。福利厚生メニューを提供する代行業
者のイーウェル(東京・千代田)と、ターゲットが一致したのだと思い
ます。
●そして、協力して新サービスを作り上げ、案内してみたら、意外と半
数以上が有料会員(つまり60歳未満の人たち)だったというわけです。
月に525円を追加して支払っても、宿泊施設等の割引プランを利用した
いという会員が多かったということになります。
●考えてみれば、フィットネスクラブに通うような人は、仕事や日々の
生活ばかりでは飽き足らず、多方面に興味・関心を持っている気がしま
す。私の知人も、週末にはフィットネスクラブに通っていましたが、よ
く旅行もしていました。
●もしもその知人がルネサンスの会員だったら、確実に同社の福利厚生
メニューを利用するでしょう。私の頭の中に「フィットネスクラブに通
う人はレジャー好きである」という仮説ができてしまいました。(^_^;)
●同社にとっては、うれしい誤算でしょう。有料会員数が2万5千人で、
月々の収入が1312万円、年間だと1億6千万円ほど増えた計算になりま
す。これで団塊の世代の利用もぐっと増えれば言うことなしでしょう。
●さて、自社の既存顧客に何か新商品を提供しようと考えた場合、自ら
それを作り出すのもよいのですが、他社の商品を提供することで、比較
的楽に新商品の供給が可能となります。
●しかも、自社だけでなく、提携する他社も、既存顧客も喜ぶのです。
既存顧客は信用しているあなたの会社のサービスとして受けられるわけ
ですから安心ですね。
●既存顧客のニーズに注目し、新しくニーズを発見したら、そこに他社
のサービスをぶつけることも考えてみましょう。皆が喜ぶ構造ができれ
ば、必ず発展につながります。
───────────── 今日はここまで (^o^) ──────
■■■ちょっと一言
昨日は父の日でしたね。私は、長崎の父へ贈り物をすると同時に、中1
の娘から手作りのネクタイ型の人形(飾り物)を、小4の息子から手紙
をもらいました。
手紙には「これからも、ずっと、仕事をがんばって、下さい」とありま
した。はい、がんばります。(^_^;)
仕事というのは家族のためにするものではありませんが、家族の支えは
仕事の活力源となりますね。車でいえば、ガソリンではありませんが、
エンジンオイルというような感じでしょうか。
さぁ、今週もはりきっていきましょう!
|