いずみでんき、10坪ちょっとで年商1億以上

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日経MJを読み解く!

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 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 525号 ◆◆◆

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      〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
          競合他社の弱点を知っているか。
     情報を得たうえでマーケティング戦略を立案しよう。

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 ━━━━━━━━━━━━ 2004年12月15日付日経MJより ━━━━━
 □■□  本日の注目記事(7面)
 ■□■   10坪ちょっとで年商1億円以上の家電店  いずみでんき
 □■□       安い小物の販売が大きな商材につながる
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 今日は、東京都江東区の商店街にある家電店が、少し変わった売り方で
 顧客を獲得しているという記事です。

 ■39歳の店主、常泉秀彦さんは量販店の店長を辞めて店を立ち上げ、兄
 弟3人で経営。

 ■冷蔵庫や洗濯機など店頭在庫はなく、蛍光灯や電池など必需品が並ぶ。

 ■ポイントは訪問セールスをやめ、量販店と同じ来店客を待って売る方
 式だ。

 ■現在、レジ客数は一日百人。小物で集客すれば、「その中で、『冷蔵
 庫は扱っていないの』などと聞く人がいる。安い小物の販売が大きな商
 材につながる」と語る。

 ■ホームシアターセットなどAV機器も、「大手量販店で実物に触れ、
 価格も確認した客がうちで買ってくれる。先日も一人で80万円分購入し
 てくれた」という。

           とのこと。それで、↓↓↓

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  ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
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 ●10坪で1億円の売り上げというのはすごいんですよ。平成15年度調査
 の『中小企業の経営指標』を見ると、家電店の売り場約1坪あたりの売
 上高の平均が378万8千円、つまり10坪だと4千万円弱になります。

 ●記事によれば、このいずみでんき、「1億2千万円から1億5千万円」
 売っているそうです。つまり、普通の家電店の3倍以上なんですね。ま
 さに非常識な家電店と言えるでしょう。

 ●さて、その売り方ですが、第一のポイントは「新規客を獲得」できる
 ような店舗にしていることです。まずはたくさんの人と接することがで
 きなければ話になりません。

 ●記事によると、この店は「吹きさらし」だそうです。つまり、お客と
 店とをへだてるものが何も無いわけです。しかも店頭に並んでいるのは、
 蛍光灯や電池。これらを特価で販売し、お客を引き寄せます。

 ●これで接点ができるんですね。でももちろんそんな商品ばかりでは売
 り上げも伸びず、粗利も稼げません。しかし、もしもこう言われたら、
 他の商品もここで買ってみようかと思いませんか。

 ●「エアコンや冷蔵庫などではうちで買った方が絶対に得」と。店長の
 常泉さんから面と向かってそう断言されると、気持ちが揺らぐでしょう。
 商店街の店ですし、信用できます。これが第2のポイントですね。

 ●そして購入者に対し、販売した店員(兄弟3人の誰かでしょうね)自
 らが大きな家電製品を配達し、設置してあげます。信頼感が余計に増す
 ことでしょう。分業制の家電量販店にはできません。これが第3のポイ
 ントですね。

 ●自宅に上がりこむことになり、販売する側もお客の様子がわかります。
 親密な関係になれば、「この電子レンジ、そろそろ寿命ですよ」などと
 話したりもするでしょう。

 ●かくしてファンになった顧客は、その後は大手量販店で実物を見てお
 き、同店で注文するという形をとることになります。どうしても量販店
 で買った方がより安ければ、そちらを勧めるとのこと。完全に顧客の側
 に立っています。

 ●この記事を読んで、「待ち」の姿勢であっても、待ち方を工夫すれば
 顧客を増やせることがわかります。どうしても訪問販売などの「攻め」
 が苦手だという人にとっては、大きなヒントになるでしょう。

 ●しかし、なぜこのような一風変わった店舗運営を行うことができたの
 でしょうか。私は、店長の常泉秀彦さんが、量販店の店長だった経験が
 生きているのだと思います。

 ●量販店にできないことを熟知しているのです。量販店と小規模家電店
 を経験し、双方の長所・短所を知っていることが、経営戦略に生かされ
 ているのでしょう。経営者は敵を知らなければいけません。「彼を知り
 己を知れば百戦あやうからず」とはこのことです。

 ――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ――――――

 ■■■ちょっと一言

 日経MJ2面に、晩婚化・非婚化等で、ライフスタイルが変化し、住居
 に対する意識も変わってきたという記事が掲載されています。

 先日、ある税理士事務所の方が、事務所の女性たちが結婚したがらない
 理由について、「結婚してもダンナの給料だけではやっていけず、仕事
 は続けなければならない。そのうえ家事労働は増え、遊びには行けず、
 大変になるだけだから結婚しないのよ」と言っていました。

 そう言われてみればそうですね。「人生は楽しむもの」と考えれば確か
 に・・・。でも、20年くらい前までは、「ダンナはいらないけど子供は
 欲しい」と言っていた女性が結構いた気がするのですが。

 女性の本能が変化しているのでしょうか。それとも国の政策のせいでし
 ょうか。男が家事を手伝わないからでしょうか。

 これは国の根幹を揺るがす問題ですね。中国との人口の差もどんどん開
 き、このままだとアジアの盟主の座は完全に奪われそうです。(^_^;)

 

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