ホテル西洋銀座ヘッドバトラー、二度同じことを繰り返さない

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日経MJを読み解く!

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 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 508号 ◆◆◆

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      〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
     「不満は無い」と言われるサービスではまだダメ。
         感激させるサービスを目指そう。
 
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 ━━━━━━━━━ 2004年11月22日付日経MJ(11面)より ━━━━
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 ◆◇◆      「二度同じコトを繰り返さないこと」
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  ◆    ホテル西洋銀座ヘッドバトラー 安達 実さん(43) 
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 今日は、ホテルの宿泊客の、身の回り一切のサービスを提供する「バト
 ラー(執事)」からマーケティングの極意を読み取りましょう。

 ■一人の客のチェックインからチェックアウトするまで、ホテル館内の
 あらゆるサービスを「ゲスト(客)」に一番いい形にして提供するのが
 役目」と強調する。

 ■「ゲストの意思を確認しながら行う仕事以上に大切なことが、ゲスト
 を察すること」と客の気持ちをくみ取ることに神経を集中する。

 ■例えばごみ箱の位置。机の下からベッドの隣に移動していたとしたら、
 「その客にはその位置が最も便利なのかもしれない」と察する。

 ■洋服や持ち物の色から好きな色を察し、部屋に飾る花の色を変えたり、
 愛煙家なら大きめの灰皿にしたり、読書好きの人には電球のワット数も
 変える。

 ■‥‥著名な経営者やデザイナーなどからも絶大な信頼を受け、貴重品
 の荷造りや荷ほどきなども任される。

           とのこと。それで、↓↓↓

  ────── ∞ ────── ∞ ────── ∞ ───────

   ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
    わかったゾ!!! これぞマーケティングの極意なり。
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 ●以前私が関わった、ある飲食チェーンの取締役の方は、「私たちのサ
 ービスは、『かゆいところに手が届く』というよりも、お客様がかゆい
 と思う前にかいてあげることが大事なんです」とおっしゃいました。

 ●例えば灰皿ひとつにしても、お客が「換えて欲しいな」と思ってしま
 ったらダメなんですね。その前に新しいものに交換しておくことが大事。
 そのような配慮を店内のあらゆる場所、場面に張り巡らせます。

 ●一流ホテルのバトラーにも、そのような配慮が必要なのは当然でしょ
 う。そしてさらに、その上を要求されるわけです。ホテル西洋銀座の安
 達さんは「二度同じことを繰り返さないこと」が鉄則だと言います。

 ●お客に不快な思いをさせないためには、先の灰皿の例のようなことを
 実践しなければいけません。しかし、それだけでは、足りないのです。
 お客は「いつものすばらしいサービス」に飽きてしまいます。

 ●驚きが無いわけですね。「何か物足りない」となれば、好奇心旺盛な
 お客ほど他へ移ってしまいます。「別に不満は無いんですよ」と言いな
 がら。

 ●それを防ぐためには、とにかくお客を驚かすようなことをやればいい
 かと言うと・・・。そういうものでもないんですね。かえって「余計な
 ことをするな」と叱られるかもしれません。

 ●安達さんは、「ゲストを察すること」が大事だと言います。ゲストの
 行動を見ながら、ゲストの潜在ニーズをゲストよりも先につかみ、ニー
 ズを満たすサービスを提供するのです。

 ●飲食店のように多くのお客を一度に相手にするのとは異なり、バトラ
 ーは常にお客と一対一で向き合います。自分を気に入ったお客は、何年
 も続けて自分を指名してくるでしょう。

 ●二度目、三度目と回を重ねても新鮮さを保つためには、「えっ、あな
 たどうして私の好みがわかったの?」とお客が驚くようなちょっとした
 サービスが必要となります。

 ●それには、
 ・お客を注意深く観察して潜在ニーズをつかむ洞察力
 ・そのニーズに応えるサービスを生み出す企画力
 ・その企画を積極果敢に実行に移す勇気
 が無ければいけません。

 ●その結果として、お客は安達さんに絶大な信頼を寄せているのです。
 記事によれば、ときには失敗もあるようです。けれども、10回のうちに
 1〜2回の失敗なら、お客も笑って済ませてくれるでしょう。

 ●ひと口に「サービス」と言っても、奥が深いですね。相手を観察して
 情報を収集し、何を望み何を嫌がっているかを知り、どう対応するかを
 決めて実行に移す。まるで「孫子の兵法」ですね。

 ●マニュアルどおりに社員を動かすというのは、サービスの中でも「最
 低限求められる」レベルと言っていいでしょう。それで満足するなども
 ってのほかです。

 ●人間は一人一人が「世界に一つだけの花」です。個々のサービス担当
 者に、それぞれのカラーがあります。それを引き出せている会社こそ、
 一流企業と言えるでしょう。

 ●コンピューターを使って顧客のデータを管理し、「こういう客にはこ
 う対応しよう」とパターン化するのも悪くはありませんが、それよりも
 社員一人一人が技を磨き合っている会社の方が、お客から見て魅力的で
 す。どうせやるなら、最高レベルを目指しませんか。

 ――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ――――――

 ■■■ちょっと一言

 『ドラえもん』の主な声優5人が若手に代わるそうです。ドラえもん役
 の大山のぶ代さんも。いつか必ずこういう時は来るものでしょうが、な
 んだか寂しいですね。

 原作者の藤子・F・不二雄氏の作品中では、『ドラえもん』が最も多く
 の人に愛されているようですが、もちろん作品そのものの優れた点はあ
 るにしても、声優、特に大山のぶ代さんがピッタリだったというのがあ
 るような気がします。

 洋画の吹き替えもそうですが、声優によってイメージが変わりますね。
 人間にとって「声」は、その人を表現するとても重要なものかも。

 あなたの声はどんな声ですか。パソコンに自分の声を登録しておいて、
 送るeメールに声がつけられるようになったら面白いですね。(#^.^#)

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