あらい商工葬祭協同組合、町全体の葬儀のシェア9割

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日経MJを読み解く!

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 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 483号 ◆◆◆

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      〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
           やってやれないことは無い。
       最大の敵は「自分には無理」という意識。
 
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 ━━━━━━━━━━━━ 2004年10月15日付日経MJより ━━━━━━
 □■□  本日の注目記事(18面)
 ■□■   商店街の葬儀社シェア9割   あらい商工葬祭協同組合
 □■□       廃業していたはずの店舗も生き残り   
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 今日は、1997年に始めた葬祭業によって活性化しているという、あらい
 商工葬祭協同組合(静岡県新居市)に関する記事です。

 ■浜名湖に面した新居町にある町営の葬儀場、やすらぎ苑。あらい商工
 葬祭の女性従業員と、当番組合員の商店経営者が祭壇を設営する。

 ■‥‥「地域のつながりを生かせる事業」として、葬祭業を始めること
 にした。

 ■直接の狙いは通夜の席での飲食や香典返しといった葬儀に関連する需
 要の取り込み。

 ■現在、組合に参加するのは30店。酒販、食料品、仕出し、贈答品、写
 真など業種で7つの区分を作る。

 ■支持を集めた最大の要因は「隣近所の人が手伝って葬儀を出している
 ような手づくり感覚」という。

           とのこと。それで、↓↓↓

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  ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
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 ●高齢化社会の到来で大きな需要が見込める葬祭業ですが、近年はかな
 り競争が激しくなってきました。数十万円で1回の葬儀を行う欧米に比
 べ、日本は平均で300万円以上かかっているようです。今後は日本でも
 低価格の葬儀を提供する業者がますます増えていくでしょう。

 ●このように競争が激しい中で、葬儀社はどのようにして受注をとるか
 というと、情報網を張り巡らせておき、「どこの誰が亡くなりそうだ」
 などの情報をいち早くキャッチして動くのです。

 ●なんだか人が死ぬのを待っているようですが、これもビジネスですの
 で仕方がありません。葬儀社が競争するから、明朗会計で品質の良い葬
 儀社も増えてきています。

 ●考えてみると、このような情報をもっともしっかりと把握しているの
 は商店街ではないでしょうか。高齢者の方々は近所の商店街を利用する
 頻度が高いですから。

 ●ある商店街の婦人衣料を扱っている店の店主は、お客は50〜60歳代以
 上のご婦人ばかりと言っていました。この店の接客方針は「お客の愚痴
 を嫌がらずに聞くこと」だそうです。それでファンが多く伸びています。

 ●おそらく会話の中に、「どこの誰が病気で入院した」とか「ボケが始
 まったらしい」などの話が出てくることでしょう。もしもこの婦人衣料
 品店が葬儀もやっていたら・・・

 ●ここの主人のファンであるお客は、「私が死んだら、あんたに葬式頼
 むわ。きちんとやってちょうだいよ」と言うのではないでしょうか。知
 らない葬儀社よりも、生前親しかった人に頼むのが自然だろうと思いま
 す。

 ●あらい商工葬祭協同組合は、参加している30店の経営者たちが、葬儀
 のほとんどを自分たちの手でとり行っているとのこと。素人が心を込め
 て死者を送ろうとしている感じが出ているのかもしれません。

 ●同組合は、「高齢者の情報を細かく入手できる」「葬儀関連の需要の
 ほとんどに応えられる」という商店街の強みを、高齢化社会という機会
 にぶつけたのです。

 ●記事によれば、「町がもつ祭壇や霊きゅう車、葬儀ホールなどを使用
 でき、初期投資なしで参入できた」とのこと。これは大きいですね。ま
 た、前提には、商店街の衰退という危機感を組合員が共有しており、一
 人の理事長のもとに皆が結集したということがあります。

 ●こうしてみると、勝つためのセオリー通りになっていますね。あなた
 の会社もこれと同じようにすればよいということです。危機感を共有し、
 自社の強みを機会にぶつける。ただし、あなた自身の率先垂範が肝心で
 すが。

 ●各地の商店街があまり葬儀をやっていないのは、最初から選択肢に入
 れていないだけのことでしょう。まず、「自分には無理」という意識を
 取り払い、あらゆる可能性を探ることが、意外な新規事業を生むもとと
 なります。

 ――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ――――――

 ■■■ちょっと一言

 もちろん、商店街の各商店主が力を合わせたのは、この事業が自店の売
 り上げ増につながるからです。どんなに美しい理念があっても、それだ
 けでは人は寄ってきません。実態としての利害を押さえておくことが大
 事です。

 前提に、「組合員の危機感」を挙げましたが、ある役所の担当者によれ
 ば、意外と無いのだそうです。私が直接商店の人に聞いた際には、「店
 によって状況がバラバラで、足並みがそろわない」と言ってました。

 あなたもそういう状況に陥っていませんか。そういう場合は、まず足並
 みがそろうメンバーだけで事を始め、その結束を強化することです。継
 続的にやっていれば、最初は渋っていた人も「仲間に入れて」とやって
 きます。

 あなた自身の、「断固としてやる」という姿勢が大切ですよ。(#^.^#)

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