イトーヨーカ堂、商品開発の鍵を握るアンテナ社員

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日経MJを読み解く!

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 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 446号 ◆◆◆

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      〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
      コミュニケーション不要の商品を開発しよう。
       ニーズに合えば「一目ぼれ」することもある。

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 ━━━━━━━━━━━━ 2004年8月19日付日経MJより ━━━━━━
 □■□  本日の注目記事(5面)
 ■□■ 「アンテナ社員」トレンドをチェック  イトーヨーカ堂 
 □■□    売り手の思いこみと現実との違いが現れる場合も 
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 今日は、衣料品部門改革に取り組むイトーヨーカ堂の記事です。

 ■4人の席は会社にはない。一日中、街を歩き回り、巷(ちまた)のト
 レンド情報を商品企画部に連絡する。

 ■小学校の入学式で子供の、親の、そして祖父母の衣装を撮影する。そ
 の結果、女子生徒はスカートではなくパンツスーツを着たり、男子生徒
 がスポーツ衣料を着たりするケースが増えていることや、両親や祖父母
 の服装のトレンドも浮かび上がる。

 ■こうした情報を基に、商品企画部が「商品のデザインや機能、価格帯
 など、衣料品MD(マーチャンダイジング)の方向性を決める」(金竹
 正江同部ゼネラルマネジャー)役割を担う。

 ■2月発売し7月までに13万枚超を販売した「グッドフィットパンツ」
 は、同部の地道な作業が実ったヒット商品だ。

           とのこと。それで、↓↓↓

  ────── ∞ ────── ∞ ────── ∞ ───────

  ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
  ⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!


 ●マーケティングのABCについておさらいしましょう。
   A … アフターサービス
   B … ビフォーサービス(商品計画)
   C … コミュニケーション(セールス)
 ですね。順に並べると、B→C→Aとなります。

 ●私たちは何かを売ろうとするとき、この中のCを重視しがちです。顧
 客とのコミュニケーションをいかに図り、購買意欲を高まらせ、行動を
 起こさせるか。そのためにあの手この手を考えるわけです。

 ●これは商売をする者として当然ですし、よほどしつこい売り込みなど
 が無い限り、お客にとっても迷惑ということはありません。むしろ、全
 くそのようなアプローチが無いと、かえってお客の側としても商品との
 出合いが減って不便な面もあるでしょう。

 ●しかし、売ろうとする商品にお客がピンと来にくいと、売る側はCの
 コミュニケーションにたくさんの労力をかけなければならなくなります。
 最初から「お客が欲しいモノ」を売れば、その手間が少なくてすみます
 ね。

 ●記事に「過去の成功体験にこだわり、前年実績を踏襲し、魅力を失っ
 た」というイトーヨーカ堂会長、鈴木敏文氏のコメントが掲載されてい
 ます。これはおそらく、B、つまり商品計画を行う段階で知恵を使わな
 くなったことの反省の弁でしょう。

 ●よく顧客の購買行動における心理過程として、「注意」→「興味」→
 「欲望」→「記憶」→「購買」があるなどと言われますが、絶対にこう
 だということはありません。

 ●一目見てすぐに惚れ込み、「それ、買います」と決めることも無きに
 しもあらず。つまり、お客がそれくらい「欲しい」と思っている商品を
 売れば、売るまでのコミュニケーションはさほど要らないのです。

 ●商品開発に臨む人は、「コミュニケーション無しで売れる」商品を開
 発してやろうというほどの意気込みが必要でしょう。では、その意気込
 みは具体的にどういう形で現すかというと・・・

 ●イトーヨーカ堂が行っているように、まずは徹底的に現象を見ること
 になります。そうすると、例えば、入学式は「女子はスカート」と思い
 込んでいた売る側の認識が改められ、「パンツスーツ」も店に揃えなけ
 れば顧客にとって魅力がないということがわかります。

 ●スカートだけだったら、「このスカートがいかにすばらしいものか」
 を百万言を費やして説明しなければ伝わらないかもしれませんが、チラ
 シにパンツスーツの写真がのっていたら「あら、これもいいわねぇ」と
 お客が来店してくるわけですね。

 ●なるべく「お客が心から欲しいと思っているもの」を販売しましょう。
 それは、お客の行動から分析するのが普通ですが、中小零細企業はそん
 なことをやっている暇があまりありません。

 ●とすれば、自分がお客となってみて、自分を掘り下げて探してみるし
 かないのです。まずは自分と社員などの身内から「欲しいもの」を探し
 てください。あのユニクロだって、野菜を売って失敗しました。どんど
 んやってみなければ、お宝は発見できませんよ。

 ――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ――――――

 ■■■ちょっと一言

 先日から日経MJに「アジアから見た日本の観光地 意識調査」という
 のが掲載されてますね。昨日も17面にありました。で、

 「日本を訪問したくない理由」

 について、ソウル、香港、台北、上海の「行ってみたくない人」を対象
 にいくつか理由を列挙した棒グラフがのっているんですが、

 「日本(日本人)が嫌い」

 という理由の人が、なんと上海は約60%、ソウルは約40%もいます。
 中国で先日行われた、サッカーのアジアカップでのはげしいブーイング
 を思い出しました。
 
 8月8日の『世界ウルルン滞在記』では、第2次世界大戦中に日本兵に
 とても世話になったというパプアニューギニアのおじいちゃんが出てい
 ました。畑の作り方や、ヤシの実を使った酒づくりなどを教わったとか。

 中国や韓国で日本をどう教えているかにも問題がありそうですが、親切
 にすればいつまでも感謝され、ひどいことをすればいつまでも恨まれる
 という単純な法則が確かにあることを感じます。

 戦争を全く知らない40代の私たちも、知らんぷりはできなさそうです。
 この問題は、まだまだ尾を引いています。  

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