ベイシア社長、発展するチェーン店は1号店からもうかる

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日経MJを読み解く!

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 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 433号 ◆◆◆

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      〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
         あなたにとっての「1号店」は何か。
        ここを乗り切れば、将来大輪の花が咲く。

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 ━━━━━━━━━ 2004年7月29日付日経MJ(19面)より ━━━━
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 ◆◇◆  「大きく成長する業種、業態は1号店からもうかっている」  
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  ◆        ベイシア社長 土屋 嘉雄さん 
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 今日は、米国流の安売り業態「スーパーセンター」をグループで国内最
 多の21店展開しているベイシア社長のインタビュー記事です。

 ■創業者の土屋嘉雄社長は商圏の小さい地方立地で低価格と高い商品回
 転、低コストの店舗運営をグループで徹底的に追及。

 ■──4月からは消費税込みで50円や100円、300円といった切りのいい
 価格設定の新業態「ベイシアマート」の展開も始めました。

 「‥‥まだ日本に無い業態ですし、グループの空き店舗を活用し、現在
 群馬、栃木、福島に3店を出店。年内に10店ぐらいはできそうです。私
 の経験上、後に大きく成長する業種、業態は1号店からもうかっている
 んです。‥‥」

 ■遅咲きの人です。日本の流通業界の黎(れい)明期に経営セミナー
 「ペガサスクラブ」に参加、中内功氏らと机を並べ、チェーン理論を学
 んでいました。

           とのこと。それで、↓↓↓

  ────── ∞ ────── ∞ ────── ∞ ─────── 

   ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
    わかったゾ!!! これぞマーケティングの極意なり。
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 ●あなたの会社の新入社員、4月に入社した後、元気に働いていますか。
 3〜4ヵ月たつと、おおよその仕事の内容がわかり、「向いていない。
 やめようかな」と思う者が出てきます。

 ●「こんな短い期間で仕事の何がわかる! もう少し辛抱するんだ!」
 と説教するのもよいのですが、現代のような生活圧力の無い時代に育っ
 た若者の辞書に、「我慢」という言葉は載っていないかもしれません。

 ●そこで、日常の仕事のさせ方に工夫が必要になります。それは、小さ
 な成功体験をさせること。「努力が報われる」体験です。がんばってや
 った結果、お客や上司にほめられると、「仕事って案外楽しい部分もあ
 るなぁ」と思い、続けることにつながります。

 ●これは、起業する場合にも同じことが言えます。実は起業家も、自分
 が何の事業に向いているかはっきりわかっていないことが多いもの。い
 ろいろ手を出しては失敗し、別の儲かりそうな事業に手を出すのです。
 現代の新入社員と同じですね。

 ●そうならないようにするには、できるだけ起業した初期に手掛けた事
 業をうまく軌道に乗せ、自分のやる気を引き出すことが大切です。退路
 を遮断し、戦略の方向性を固め、「絶対に軌道に乗せてみせる」と決意
 を固めてやれば、小さな成功をつかみやすくなります。

 ●ベイシアの社長、土屋さんは、大きく成長する業種、業態というのは、
 1号店からもうかっている、と言いました。この言葉を裏返すと、「1
 号店からもうからない業種、業態はあまり成長しない」となりますね。

 ●しかし、普通、もうかっていない1号店と同じモデルの2号店、3号
 店を出すでしょうか。立地や客層が合わなかったということで、別の場
 所に出すことはあるかもしれませんが。よほど資金に余裕が無いと、こ
 のようなことはできないでしょう。

 ●例えばセブンイレブンでも、アメリカのモデルをそのまま日本でやっ
 てもうまくいかないと考えた現会長の鈴木敏文氏は、意地でも成功させ
 ようと、1号店にさまざまな工夫を施したそうです。詳しくは触れませ
 んが、後に引けない事情がありました。執念の産物です。

 ●それを、ちょっとやってうまくいかないからと他の業種・業態に手を
 出すようでは、いつまでたっても「もうかる1号店」はできないでしょ
 う。ここに全力投球しなければいけません。

 ●あなたにとって、「1号店」とは何でしょうか? すでにある程度、
 ビジネスを軌道に乗せることができた方であっても、次の新規事業では
 また、「もうかる1号店」を作らなければなりません。大きく花を開か
 せるためには、最初が肝心なのです。

 ――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ――――――

 ■■■ちょっと一言

 「退路の遮断」は、現代、なかなか難しいことです。仕事を選ばなけれ
 ば、生きる道はいろいろとありますからね。

 大リーグで活躍している野茂英雄投手は、「もしダメでも、また日本の
 プロ野球界に復帰することはしない」と決意して海を渡りました。あれ
 ほどの投手なら日本球界でも引く手あまたでしょうが、その退路を遮断
 したところに彼のすごさがあります。

 昔は、子どもが奉公に出たとき、もしあまりの苦しさに途中で帰ってき
 ても盆と正月以外はいっさい家に入れなかったり、娘を嫁に出すとき、
 「もうここはあなたの家ではない」と言ったりしたようですね。親が子
 どもの退路を遮断しています。

 子どものために心を鬼にして教育をしているのです。現代は「家庭内教
 育の貧困」が叫ばれていますが、確かにこういう大切なものが欠落して
 しまったようです。

 子どもを教育したいなら、まずは自分が退路を遮断してみせましょう。
 ひいてはそれが自分のためにもなります。自戒をこめて。(^_^;)

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