朝日屋、一店だけで年商35億円の精肉店

独立起業して成功する秘策はココにあります。↓

メール講座「成功の80%は戦略にあり」

日経MJを読み解く!

 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2004年4月26日 〓〓〓〓〓〓 

 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 369号 ◆◆◆

 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

      〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
      目標や方針は明確か、しかも決意しているか。
           戦略的統一の要はそこにある。

      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 ━━━━━━━━━ 2004年4月24日付日経MJ(1面)より ━━━
  ◆
 ◆◇◆  一店だけで年商35億円の精肉店  朝日屋社長 柏木 静生 氏
 ◆◇◆
  ◆     産地から店頭まで、品質管理のできる一貫流通体制 
 ――――――――――――――――――――――――――――――――

 今日は、驚くべき肉屋を作り上げた社長に関する記事です。

 ■三重県津市‥‥柏木が朝日屋を開業したのは1958年、20歳の時だ。

 ■負けず嫌いだから、「やるからには頂点を」と思った。

 ■「頂点を目指すには、他と同じ方法ではだめ。卸もレストランもしな
 い。よい牛を仕入れ、自分でさばき、質のよい肉を安く売る」。

 ■家畜商の資格を得ていたから、毎週休みごとに県内の肉牛農家を訪れ、
 牛を選び、仕入れた。各地の店を訪ね、肉を買ってあきるほど食べた。

 ■いま柏木は、七保地区の牛全頭を買い付け、価格決めも農家に任せて
 いる。

 ■20台ある配送車は、北は四日市から南は伊勢市までを走る。学校など
 の給食だけではなく、一般家庭に百グラムでも届ける。

 ■柏木は‥‥開業以来、休んだのは一日だけである。

 ■毎朝、百人余りの従業員が動き始めると、柏木は奮い立つ。「やれる」
 と思う。

           とのこと。それで、↓↓↓

  ────── ∞ ────── ∞ ────── ∞ ───────

   ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
    わかったゾ!!! これぞマーケティングの極意なり。
   ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 

 ●社長の柏木さんは、すでに経営者暦45年の超ベテラン経営者です。お
 そらく経営者としての勉強もかなり積んでこられただろうと思います。
 しかし、20歳で創業した頃は、経営についてはほとんど何も知らなかっ
 たのではないでしょうか。

 ●この事例を読むと、仮にそんな知識が無くても、自分の頭をフル稼働
 させれば、本来の企業経営のあるべき姿にかなり近くなるということが
 わかります。柏木さんは、まず目標をしっかり掲げ、決意しました。
 「やるからには頂点を」と。戦略目標です。

 ●次に、その山の頂上にどのような道筋で登るかを決定していますね。
 「卸もレストランもしない」、つまり事業の枠組みを設定し、何をしな
 いかをはっきりさせています。

 ●「よい牛を仕入れ、自分でさばき、質のよい肉を安く売る」。最初か
 ら、産地から店頭まですべて自分でやる、という戦略方針を打ち出して
 いるのです。今で言う製販一貫システムで行くと。

 ●当時は、スーパーマーケットが広がり始め、パパママストアがその脅
 威を感じ始めた頃でしょう。しかし、どんな強者にも弱点はあります。
 当時のスーパーは「少品種大量販売」で、質は今ほど重視されていませ
 ん。肉もしかり。柏木さんは、その一点を突いたのです。

 ●方向性が決まったら、すべての流れの大本になる、よい肉牛探しを始
 めています。自分で食べてみて仕入れるか否かを決めます。その中で、
 本物に出合いました。聖書の「求めよ、さらば与えられん」を思い起こ
 させます。

 ●記事に、「毎日、5、6頭さばく」とあります。仕入れた新鮮で上質
 な肉を自店で加工し、店頭に並べ、または配達します。学校給食にも出
 るそうですが、生徒達がうらやましいですね。

 ●また、「開業以来、休んだのは一日だけ」というのは、すさまじい努
 力を物語っています。これは「完全休養」をとっていないという意味だ
 と思いますが、お金は潤沢にあっても、プライベートな旅行もしていな
 いとわかります。

 ●いかがでしょう。柏木さんのパワーに圧倒される感じですが、やって
 いることは非常にシンプルですね。目標と方針を決め、あとは行動を積
 み重ねるというだけのことです。それも他人の数倍の行動を。

 ●戦略は方向性のことですので、失敗はありません。大胆に決めてくだ
 さい。あなたが「やるからには頂点を目指す」と言ったら、周囲の人間
 はあざ笑うかもしれません。しかし、むしろその方がよいのです。周囲
 が納得するような小さな目標では、自分にとっても魅力が無いはずです
 から。

 ――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ―――――――

 ■■■ちょっと一言

 A「このビジネス、成功するのには大変な努力が必要です。必死で取り
   組んでください」

 B「このビジネス、ほんの少し働くだけで、大きな成果が得られます。
   やってみませんか」

 このAとBの文を比べると、どちらにひかれますか? 間違いなく「B」
 でしょう。(^_^;) 私もです。

 人を引きつけようと思ったら、「利益」で釣る、というのは、孫子の兵
 法にも書いてある、大昔からのやり方です。現代も同じですね。

 ねずみ講などの事件で「なぜ今どきこんなものに引っかかるのか」と識
 者がコメントしているのを見かけますが、これから先も無くならないで
 しょう。人が楽して儲けようと考える限り…。

 記事の柏木さんのように「自分は何のために生きているのか」という基
 本戦略をしっかり決意しておくことが、そういう道に迷い込まないため
 の秘けつです。(#^.^#)

 

メールマガジンのご購読はこちら

現役中小企業診断士の勉強部屋 マーケティング資料室ホームへ