〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2004年4月1日 〓〓〓〓〓〓
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◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 352号 ◆◆◆
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〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
自分の強みは何かを認識しているか。
異なる分野で生かせば常識を破ることが可能。
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━━━━━━━━━━━━ 2004年4月1日付日経MJより ━━━━━━
□■□ 本日の注目記事(3面)
■□■ 1店で1日の客数4000人のラーメン店 神座(かむくら)
□■□ 秘密めいた風味と店づくりが武器
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今日は、独特のやり方で、11店で34億円の売上高をあげているラーメン
店に関する記事です。
■スープ製造工場を全国の4ヵ所に作り、それぞれ違うタレを作り始め
た。工場の場所は秘密で工場同士のつながりもない。
■4種類のタレを、暗号パズルのように店で混ぜ合わせて初めてスープ
ができる。
■店で4種類のタレを調合するのは「スープ・ソムリエ」。試験をパス
してスープ作りを許された社員のことだ。
■先鋭的な店舗オペレーションだ。秘けつは店員の役割の細分化と「三
種の神器」。具体的には、ホールスタッフが身につけるマイク、食器な
ど下げ物に使うカート(手押し車)、入り口で注文を取るためのハンデ
ィターミナルだ。
■入り口と出口は別で、客の流れをスムーズにしている。
とのこと。それで、↓↓↓
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ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!
●あなたが脱サラしてラーメン店を開いたとしましょう。ラーメンは1
杯600円で、お客が1日に200人来たとして日商12万円。月に25日営業し
たとすると、月商は300万円です。
●これだけでも結構大変な気がしませんか。売上高に対する人件費比率
が20%、原価率が30%としても、残りが50%=150万円もあります。そ
の他諸経費を引いても、店主が生活していくには十分でしょう。
●あなたのお店が仮に席数20席として、1日に200人の客数とすれば10
回転ですね。満席の状態のお客が1日に10回入れ替わるという計算にな
ります。では、記事の神座(かむくら)は?
●記事によると、新宿店は「69席」とあります。客数が1日4000人とい
うことは、計算すると約58回転です。24時間営業としても、1時間に約
2.4回、満席のお客が入れ替わります。
●普通に店員が厨房と客席の間を行ったり来たりしていたら、とても間
に合わないでしょうし、従業員の体力が持ちません。そこで、独特の店
舗オペレーション(運転、操作)を編み出したわけですね。
●しかし、これはあくまでも店をより繁盛させるために作ったシステム
に過ぎず、このシステムがあるからお客が来るわけではありません。飲
食店が繁盛する源は…。やはり「味」です。
●布施正人社長(54)ご自身がホームページで、どのような過程でこの
大人気ラーメンのスープを作り出したかについて書いています。興味の
ある方はこちらをどうぞ。⇒ http://www.kamukura.co.jp/
●繁盛の源が「味」なのですから、これが飲食店の命とも言えるもので
す。他店にマネされると独自性が無くなってしまうので、隠さなければ
なりません。
●そこで布施さんは、記事のような仕組みで徹底的に秘匿し、しかも店
数が増えても、ラーメンを作るのに支障が無いようにしました。
●スープ作りの全体像を知っているのは社長一人です。スープソムリエ
は4種類のタレの調合はできても、そのタレをどうやって作るかは知り
ません。各工場同士は連絡しあわないわけですから、自分の工場のタレ
は作れても、他の3種類が作れませんね。
●かくして神座(かむくら)の味は、誰にもマネできないものとなりま
した。しかし、社長に万が一のことがあったらどうするのでしょうか。
おそらくその辺はきちんと手を打ってあると思いますが。
●布施さんは、もともとホテルで洋食の修行をしていたそうです。おそ
らくその経験が、このような常識破りのラーメン店を作る下地になって
いるのでしょう。
●異なる分野に進出する際、それまでの自分の経験を強みとして生かせ
ば、世間から見れば常識破りと思える新しいものを生み出せる可能性が
あります。新しいものとは無から生まれるのではありません。この世に
あるものを組み合わせてできるのです。
――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ―――――――
■■■ちょっと一言
先日、小学生の子供2人を連れて、ラーメンを食べに行きました。最初
のうちは「おいしい、おいしい」と食べていたのですが…。
あとで、またあのラーメン店に行きたいかと聞いてみると、「行きたく
ない」と言います。理由は「スープを飲んでいるうちに、気持ちが悪く
なった」とのこと。かなり油こってりの濃厚なスープでした。
おいしいのだけれども、もう一度食べたいとは思わないようなラーメン
では、店は繁盛しませんね。どうも神座(かむくら)のラーメンは正反
対のようですよ。最初は「なんじゃこりゃ」なのに、「ああ、またあの
ラーメンを食べたい」と思わせるのだそうです。
本物ってそういうものかもしれませんね。(#^.^#)
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