〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2004年2月24日 〓〓〓〓〓〓
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 325号 ◆◆◆
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
常識を疑ってかかろう。
環境変化とともに非常識になっていることもある。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
━━━━━━━━━━━━ 2004年2月24日付日経MJより ━━━━━━
□■□ 本日の注目記事(4面)
■□■ 鮮度にこだわった売り場づくり セブンスター(松山市)
□■□ 創業30年 店舗閉鎖の経験なし
――――――――――――――――――――――――――――――――
このセブンスターはタバコではありません。食品スーパーです。鮮度で
大手スーパーに対抗しています。
■松山市とその周辺に9店舗を構える年商165億円の中堅チェーンで、
売上高経常利益率は2%と標準的な水準だ。
■鮮度管理と商品補充でメリットが大きいインストア(店内)加工をか
たくなに守ってきた。
■「この商品は午後3時以降につくりました」というシールは他店でも
よく見るが、セブンスターの場合、これが4時、5時、6時と1時間刻
みで続き、しかも4時のパックの上に躊躇(ちゅうちょ)なく5時のパ
ックを積み上げる。
とのこと。それで、↓↓↓
────── ∞ ────── ∞ ────── ∞ ───────
ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!
●食料品売り場への商品補充の基本は「先入れ先出し」です。新しく入
荷した商品より先に入荷していたものを売り場に出します。そうしなけ
れば、先に入荷したものがどんどん古くなって売れなくなるからです。
●なかなか売り場の商品が売れないと、こういうことが起きます。売り
場でお客さんに出している商品は古く、バックヤードの商品は新鮮なも
のばかりという、ちょっとおかしな状態…。
●また、売り場でも新しい商品は奥へ詰め、古い商品を前に出すのが常
識です。これも、古いものを売りきらなければならないという発想です
ね。よく奥の方から新しい商品を引っ張り出すお客を見かけます。
●鮮度に無頓着なお客は、商品に印刷してある日付など見ずに、前に置
いてある古い商品を手に取ることでしょう。しかし、おそらくそちらの
方が少数派でしょうね。
●特に生鮮3品(青果、鮮魚、精肉)は鮮度が吸引力となるくらいです
から、ほとんどのお客は、売り場でなるべく新しいものを選んでいると
考えてよいでしょう。
●すると、牛乳でも弁当でも、新しいものを奥や下に隠し、古いものを
前や上に出すのは、売る側にとっては当たり前でも、買う側にとっては
迷惑な話ですし、店の姑息さが見え隠れする感じですね。
●このセブンスターというスーパーでは、新しく作ったパックを古いも
のの上に積み上げています。お客は底の方から引っ張り出さなくて済み
ます。手に取りやすいところに、最も新鮮な商品があるのです。
●もしも自分が店側の人間だとして、そこに知り合いや身内のお客が来
たとしたら、やはりなるべく新しい商品を渡そうとするでしょう。なの
に普通の売り場は、古いものを渡そうとする売り場となっています。お
客を身内とは見ていないわけです。
●また、いつ来ても最も日付や時間の新しい商品が一番前に並んでいた
ら、お客の信頼につながります。それを売り文句にできますね。「当店
では、最前列のものが一番新鮮です」と。
●同社は、鮮度管理を徹底することで大手に対抗しています。もちろん
これによって、捨てなければならない商品が出ているでしょう。しかし、
それは店側の管理の問題ですね。
●仕入れる数量や、店内で作る惣菜の量をよりシビアにコントロールし
なければいけません。天候、地域の行事等をよく把握し、なるべくロス
が出ないように努めることです。しかし、これは大手に対抗しようと思
ったら、当然必要なことですね。
●「先入れ先出し」は業界の常識です。しかし、お客にとっては「後入
れ先出し」をしてくれた方がありがたいのです。お客の立場に立てば、
今までの常識のおかしさが見えてきます。
――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ―――――――
■■■ちょっと一言
記事によると、この会社の社長である玉置泰さん(54)は、「伊丹プロ
ダクション社長として96年公開の『スーパーの女』をプロデュースした
人物」だそうです。
道理で顧客の立場に立った売り場作りができているわけですね。あの映
画は私も見ましたが、勉強になりました。確か、映画に出てくるスーパ
ーで「売り場にある物全品1割引き」などという方式を実施していたと
思いますが、当時ではずい分めずらしかったですね。
上司や先輩から学んだことが、いつの間にか自分の常識になり、盲点に
なっていることがあります。特にそれが尊敬している人から学んだもの
であればあるほど。ときどき点検が必要ですね。(#^.^#)
|