〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2004年1月19日 〓〓〓〓〓〓
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 300号 ◆◆◆
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
ターゲットはごく身近に存在する。
その人に自社の情報をきちんと伝えているか。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
━━━━━━━━━━━ 2004年1月17日付日経MJ1面より引用 ━━━
■熊本や長崎のカフェ、京都や兵庫のお菓子のお店。地元の若者たちの
気になる百店を詰め込んだ小冊子が各地で人気を呼んでいる。発行元は
沖縄の小さな出版社、チャイルドフッド(那覇市)。
■縦18センチ×横11センチ。ズボンのお尻のポケットに収まるサイズで
1冊680円か780円。大小の写真にわずか6行のコメント。チャイルドフ
ッドが発行する「100シリーズ」の体裁はいたってシンプルだ。
■出発点は2002年2月の「Cafe100」。大手出版社のガイドブッ
クには載らない、県民も知らないような地元の店を集めたこの本が県内
のカフェブームの発火点となった。
■これまで発行した15点の実売部数は22万部。うち沖縄県内では15万部
を超える。1万部でベストセラーといわれる同県独自の出版物では異例
の高打率だ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!
●私たちは意外と、自分の身近なものについて知りません。気にはなっ
ても知ろうとしていないことが多いでしょう。例えば、自分の部下の悩
み、隣近所の人の仕事の内容、同居している家族が伝えたがっている事
までも…。
●普通の人間は9割以上、自分のことばかり考えているという前提に立
って物事を進めた方が実態に合います。もちろん私も例外ではありませ
ん。「自分にとってプラスになる情報はないか」と常に探しているので
す。
●ですから、テレビを見ていても、目に入ってくる映像と入らない映像
がありますね。「自分には関係無い」と思ったら、眼球に映ってはいて
も心には入りません。
●皆さんが住んでいる近所にも、店はたくさんあるでしょう。しかし、
認識していない店の方が多いはずです。実際に利用する以外の店につい
ては、記憶に残りませんね。
●けれども、自分の身近にあるものについては、それに気づくと俄然関
心がわいてくるものです。もしも部下が、「実はここのところがなかな
かうまくいきません。それで悩んでいます。」と伝えてくれば、普通の
上司なら、なんとか力になってやろうとするでしょう。
●その部下は普段、「私がこんなに悩んでいるのに、上司はわかろうと
もしてくれない」と愚痴を言っているかもしれません。実はこれと同じ
ようなお店や会社が多いのです。「お客はうちの店の前を毎日通ってい
るから、気づいているに違いない。なのになぜ寄ってくれないのか」と。
●実はテレビと同じで気づいていないわけですね。だから、気づかせる
工夫がいるのです。チャイルドフッドの中元さんは、それを代行しまし
た。「地元にこんないい店があるよ」と教える小冊子を作ったのです。
●「Cafe100」であれば、普段カフェに興味がある人が購入する
のはもちろんのこと、それほど無い人も、特に若者は近場で誰かとお茶
を飲むときに役立つのではと考えて買うこともあるでしょう。
●それも、カフェも居酒屋もレストランも全部混ぜ込み、それぞれを少
しずつ紹介した、「帯に短し、たすきに長し」のものではありません。
カフェならカフェだけに絞りました。
●そうすることで、ターゲットとコンセプトがはっきりします。ターゲ
ットは、「地元の人」「カフェに興味のある人」ですね。コンセプトは
「リーズナブル(手ごろ)な価格の地元のカフェの名店紹介本」です。
●中元さんは、今この形の本を、全国あちこちで作ろうとしています。
引用部分以外に「今春、東京と横浜の飲食店を対象にしたシリーズを出
版する」とあります。誰でも近所の名店に対する関心は高いものですか
ら、どこでも一定の成功を収めるでしょう。
●人は、身近な人や店、会社のことについて、実は知りたがっています。
ただ、よくわからないから主体的に問いかけず、通り過ぎていくのです。
わかるように自社の情報を発信すれば、必ず興味を示します。
●また、このような情報発信が苦手な会社も多いので、中元さんのよう
に、情報発信支援をビジネスにするのもよいでしょう。ただし、その際
もターゲットを誰にするか、よく見極めてください。情報を知りたがっ
ている人は身近にいることを忘れないようにしましょう。
――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ―――――――
■■■ちょっと一言
儒教でも、「修身」→「斉家」→「治国」の順番を教えています。国王
が国を治めようと思えば、まず家の中をととのえよ、家の中をととのえ
ようと思えば、まず自分の身を修めよということです。
世界平和やら、地球環境など遠大な問題を論じる前に、まず自分の身近
なことについてしっかりやりなさいと。マーケティングもこれと同じで、
まずは自分の身内といえるような顧客を大事にすることが繁栄のもとの
ようです。
さて、おかげさまで本日300号を配信することができました。ご購読あ
りがとうございます!
読者の皆さんは私にとってはまさに身内のようなもの…。これからも私
が「ピンと来た」ことを、できるだけわかりやすく書いていきたいと思
います。超寒い日も(最近、朝布団から出るのにすこーし勇気がいりま
すが)がんばって早起きして書くぞ! (^_^;)
どうぞよろしくお願いいたします。<(_ _)>
明日の301号をお楽しみに!
|