女性客が3ゲーム目を投げたくなる工夫、ラウンドワン

独立起業して成功する秘策はココにあります。↓

メール講座「成功の80%は戦略にあり」

日経MJを読み解く!

 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2004年1月6日 〓〓〓〓〓〓 

 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 292号 ◆◆◆

 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

     〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
          売り上げを構成している要素は何か。
        事実に基づいて販促企画を立案しよう。

     〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 ━━━━━━━━━━━ 2004年1月6日付日経MJ3面より引用 ━━━
 
 ■「売り上げに直結する客一人当たりのプレーゲーム数を増やすにはど
 うしたらいいのか」。ボウリング場運営大手、ラウンドワンが2003年10
 月から始めた「サウンドカクテルCDキャンペーン」は、杉野公彦社長
 (42)のこんな自問から生まれた。

 ■来場者を観察するうち、杉野さんはある法則を発見した。「男性と一
 緒の女性は、2ゲームを終えた時点で帰りたがる」。‥‥男性と来る女
 性のゲーム数が減るのは、体力より「か弱いところを見せたい」という
 女性心理によるとの結論に達した。

 ■キャンペーン開始から3ヵ月で、客当たりプレーゲーム数は以前より
 0.1ゲーム以上多い2.9ゲーム強に増えた。

 ■ボウリング場の売り上げを増やす手法は、大きく分けて「来場者数の
 増加」「単価の引き上げ」「客当たりプレーゲーム数の増加」の3つ。

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
  ⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!


 ●売り上げは結果です。スポーツでも結果を出すためには、事前にさま
 ざまな訓練を施し、本番の試合に備えますね。それをせずに単に結果を
 求めると、追い詰められた選手は敵に八百長試合を働きかけるなどのこ
 ともしかねません。

 ●まずは、自社の売り上げはどのような仕組みで成り立っているかを押
 さえることが必要です。基本は客数×客単価です。記事によるとボウリ
 ング場の場合「客当たりプレーゲーム数」を重視しているようですが、
 これは客単価を構成する1つの要素ですね。

 ●一口に客数と言っても、来店客と購入客、新規客と既存客、近隣客と
 遠方客、男性客と女性客、法人客と個人客など内訳をさまざまに分類す
 ることができます。自社ではどの切り口で顧客を捉えるのがよいか、ま
 たは複数の切り口をクロスして捉えるべきか、検討することが必要です。

 ●客単価とは、購入客一人当たり売上高のことです。これを分解すると
 買い上げ点数×商品単価となります。ボウリング場であれば、先に出て
 きた「客当たりプレーゲーム数」×「1ゲーム当たりの単価」となるで
 しょう。厳密に言えば、これに他のゲーム機等の売り上げを加えて計算
 しなければなりませんが。

 ●さまざまに分解はできますが、分解できたと喜んでいてはいけません。
 それらの売り上げを構成する要素のうち、どれが自社にとってツボなの
 かを発見することが大切なのです。ラウンドワン社長の杉野さんは、
 「女性客」「客当たりプレーゲーム数」に焦点を絞りました。

 ●これは、杉野さんがデータを採取して分析した結果か、目で観察して
 得られた解答かは分かりません。いずれにしても「目前の事実の前に謙
 虚であれ」という基本姿勢を保つためにも、普段から重要管理項目を設
 定しデータを採取すること、現場を自分の目で見ることは重要ですね。

 ●さて、そこで仮説を立てます。「3ゲーム目を投げた女性客が何かの
 特典を得られるようにすれば、3ゲーム目をやろうという気になるはず」
 だと。

 ●実はここまでは、多くの経営コンサルタントが提案する内容でもあり
 ます。大きな方向性を示し、「このあとどうやるかは自分で考えなさい」
 とやってしまいます。確かに自分で考えさせることも重要ですが、この
 ような経営コンサルタントは、今後食っていけなくなるでしょう。

 ●「神は細部に宿る」と言います。この後の細かいところを詰めていく
 ことこそ、実は重要なのです。それをノウハウと呼びますね。杉野さん
 は、記事にあるような「サウンドカクテルCDキャンペーン」を企画し
 実践しました。

 ●どういう企画にすればより盛り上がるか、女性が参加しようと思うか
 を考慮して、プロセスとツールを工夫しています。引用部分以外に「4
 ゲーム目突入も期待」したとあります。

 ●2ゲーム目のスコアを1点上回らねばならないという条件が、3ゲー
 ム目の目標達成の喜びと未達の悔しさを生み出します。その感情がまた
 次のゲームへと女性客を駆り立てるのですね。

 ●自社の売り上げを構成している要素は何か、明確になっているでしょ
 うか。さらにその要素についてのデータは採取され、事実に基づいた企
 画を生み出せていますか。これがきちんとできている会社が没落するこ
 とは、よほどの経営環境の激変が無い限りまずありません。
 
 ――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ―――――――

 ■■■ちょっと一言

 「か弱いところを見せたい」という理由で女性は3ゲーム目を投げない
 のか…。うーん、ちょっと女性にしてやられた気がしてきました。しか
 し、うちの妻は結婚前からガンガン投げていたような…。

 そこで、その点を聞いてみたら「そんな理由で3ゲーム目をやらないな
 んていう女性は『ふてぇ奴』だ」とのこと。なるほど…、さすが九州女
 というところでしょうか。しかし、か弱いところも見てみたいような複
 雑な気分でございます。(^_^;)

 人間は心理が言葉や行動に出るから面白いですね。よーく観察するとホ
 ンネが見えてくるようです。お客のホンネがわかると、打つ手がどんど
 ん決まるようになり「マーケティングの達人」になれるでしょう。私も
 杉野さんを見習って、よく目を見開くようにしなければ…。(#^.^#)
 
 

メールマガジンのご購読はこちら

現役中小企業診断士の勉強部屋 マーケティング資料室ホームへ