秘境ツアーにはまる、風の旅行社、近畿日本ツーリスト

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日経MJを読み解く!

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 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 275号 ◆◆◆

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     〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
          現代人が求めているのは人との交流。
       顧客と友人同士になれば、固定客化できる。

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 ━━━━━━━━━━━ 2003年12月4日付日経MJ20面より引用 ━━━
 
 ■日本人には情報が少なく、テレビで見ることができるだけだった秘境
 の地。そんな場所に好んで出かける旅行者が世代を問わず増えている。
 秘境をうたったツアーは活況。

 ■「ペルーの空中都市遺跡マチュピチュまでの道のりをトレッキングで
 踏破」「サハラ砂漠をラクダのキャラバンで横断」。戸村千秋さん(41)
 の海外旅行は、こんな“ワンテーマ”のひらめきから始まる。

 ■風の旅行社(東京・中野)はアジアの秘境を得意とする旅行会社。
 
 ■一方、近畿日本ツーリストは9月、中南米、アフリカ、中近東といっ
 た秘境専門の店舗「海外SIT旅行センター」(東京・新宿)を開業し
 た。‥‥SITセンターの村田省吾支店長は「今の秘境人気は口コミ効
 果が大きい」とみる。

 ■秘境の面白さとは何なのか。戸村さんは「なによりも素朴な人間が魅
 力。現地の人の純粋さに触れると、せわしい東京の生活をリセットでき
 る」と言う。

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  ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
  ⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!


 ●私が子供の頃、家の風呂は石炭と木屑と古新聞などを燃やして沸かす
 ものでした。風呂が熱くなり過ぎたときは水を入れればよいだけですが、
 時間が経過してぬるくなると、今度はまた石炭や木屑を燃やします。か
 なり面倒くさいものでした。

 ●今はほとんどの家で風呂を沸かす設備は整っており、入浴していなが
 らワンタッチで沸かしたり、湯量を増やしたりできるでしょう。子供た
 ちはほとんど火を扱う経験をせずに大人になっていきますね。せいぜい
 ガスコンロの火をつけるくらいではないでしょうか。マッチを擦ること
 もなく…。

 ●また、私の実家は長崎で坂の多い街ですが、実家も坂の上にあります。
 水不足で給水制限がなされたときは、水を配給してくれるところまで汲
 みに行き、水を入れた桶(バケツだったかな)を天秤棒で担いで坂を上
 りました。「水不足」という言葉を聞くと「また担がんばとやろか(ま
 た担がなければならないのだろうか)」と思ったものです。

 ●もちろんずっと昔は、風呂は皆銭湯に通い、今のような水道が無い頃
 は井戸水を汲み上げて使っていたでしょうから、日常生活を送るだけで
 相当な苦労があったと思います。日本人は欧米を見習いつつ、生活を便
 利に快適に過ごせるように、進歩させてきました。そして、今のような
 生活を手に入れました。

 ●ところがどうも、何かを手に入れると何かを失うことになるようです。
 生活が便利になって、父親や母親の家庭内での仕事が減るということは、
 それを補う子供の仕事も減ることを意味します。生活体験を通して自然
 と学んでいたものが少なくなり、薄っぺらい知識ばかりを頭に詰め込ま
 されます。

 ●人はバランスを保とうとするのでしょうか。秘境ツアーというのは、
 わざわざ文明が遅れている地域に出かけ、「日本ではなかなか味わえな
 い苦労を体験することが魅力」とのこと。しかし、苦労を体験したいな
 ら、海外まで出かけなくても身の回りでいくらでもできそうなものです。

 ●なぜ秘境かというと、そのような不便な生活を送っている人たちが魅
 力的だからでしょう。不便ということは、協力し合わないと生活できな
 いわけです。他人に対して心を開かねば、仲間に入れてもらえず生きて
 いけません。環境に適応するように、おのずと心が育ちます。

 ●日本でも明治時代は、欧米人が日本に来たとき、日本人の礼儀正しさ、
 お客への心遣いに感心していたと何かで読んだことがあります。今は日
 本人がそれを味わうために秘境に出かけていますね。

 ●これからは、部屋に閉じこもってインターネットで稼ぎ、食事は出前
 や通販で買った食料品で済ます生活も可能です。実生活で人と顔を合わ
 さずに過ごす人が増加するでしょう。人付き合いはエネルギーがいりま
 すので、それを嫌がる若者はますます閉じこもり、今まで以上に隣の人
 の顔も知らない世の中になります。

 ●しかし、その一方で、ナマの人との接触を求める心の叫びも強くなっ
 ていくでしょう。単にハワイやパリに行くのでは満足せず、人との交流
 に価値を見出す傾向が出てきているのと同じことが、日常生活全体に及
 んでくると思います。

 ●商売を、単に商品やサービスとお金の交換と考えていては、衰退する
 一方となります。そこに、人間と人間の出会いという要素を加味してく
 ださい。それを求めている多くの人が固定客となっていきます。商品提
 供に加えて、自分の人間性がにじみ出るような工夫をしていきましょう。
 友人としての接客が必要なのです。

 ――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ―――――――

 ■■■ちょっと一言

 記事に掲載されている「『秘境ツアー』マップ」を見ると、秘境の場所
 は、サハラ砂漠、中央アジア、モンゴル、ネパール、アマゾン、パタゴ
 ニアなどです。テレビの『世界不思議発見』や『世界ウルルン滞在記』
 で紹介されそうなところばかりですね。

 『世界ウルルン滞在記』を見ていると、訪ねたテレビタレントと現地の
 家族が一緒に一週間ほど生活した後の別れ際は、たいてい涙、涙になっ
 ているようです。言葉も通じ合えないのにそのような感情になるのは、
 互いを思いやる気持ちをもって時を過ごした結果でしょう。

 実生活では照れくささもあり、なかなかそうはなれませんね。秘境ツア
 ーを自分を磨く研修として活用するのもよいかもしれません。

 ところで、一昨日の273号でアメリカのプリペイド型ギフトカードに関
 する記事を掲載しましたが、
 ⇒ http://www.bushidoman.com/273card.htm
 アメリカ在住の三浦和明さんから以下のようなメールをいただきました。
 日米の「プレゼント」観の違いがよくわかるので、ご紹介いたします。


 「おはようございます。
  いつもメルマガで勉強させていただいている者です。私はアメリカの
  ミシガンに住んでおり、本日配信されたメルマガについて、ちょっと
  だけアメリカの情報を補足させていただこうと思い、メールさせてい
  ただきます。

 <どうもアメリカと日本では、プレゼントの桁が違う感じがしました>

  おっしゃるように、桁違いです。と言いますのは、アメリカではクリ
  スマスに家族・親族が集まるようで、それぞれが参加者全員分のプレ
  ゼントを用意するようです。つまり、大人が10人集まれば、9人分
  のプレゼントを買って行き、そこで9人から一つずつプレゼントをも
  らうことになります。親族で集まらないとしても、夫婦間でプレゼン
  ト交換、そして子供へのプレゼント(アメリカでは家庭当たりの子供
  の数が2人を越えています)ですから、いくら平均価格が安いといっ
  ても金額は相当なものではないでしょうか。

 < ●プレゼントを渡す側からしても、
  ・何を送ろうかとあまり悩まないでよい。
  ・使える店は選ぶので現金を渡すよりもプレゼントらしい。
  ・特に子供にあげる場合、何を買うかわからない現金よりも安心。
  などの利点があるのではないかと思います。>

  これはクリスマス明けの26日に買い物に行くとわかりますが、お店
  のサービスカウンターに行列が出来ています。これは前日にもらった
  プレゼントの返品に来た人達です。アメリカではプレゼントにレシー
  ト(ギフトレシート)を添付するのが常識で、貰った人はそのプレゼ
  ントが気に入らない場合、そのお店で別の品と交換するか返金するこ
  とが出来ます。その点、このギフトカードは貰った人が好きな物を買
  うことができ、貰う方もプレゼントする方も返品に行く手間や品物を
  考える時間を省けるという点で需要が伸びているのだと思います。貰
  う側としては、ワクワクしながらラッピングを破って中身を見る楽し
  みが無くなってしまうので、盛り上がりに欠けるかもしれませんが。

  これからも頑張ってください。

                           三浦 和明」

 プレゼントが気に入らないと別の品と交換、あるいは返金するとは…。
 これがアメリカ的とすれば、日本ではお中元やお歳暮でもらったものが
 不要な場合、他の人にこっそり回したりしますね。いずれも、物を有効
 利用しようとする意図からの行動でしょうが、国民性の違いが出ていま
 す。そういう背景があって、プリペイド型ギフトカードがはやっている
 んですね。納得。

 三浦和明さん、大変参考になりました。感謝いたします。\(~o~)/ 

 

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