倒産寸前から再建、食品スーパー丸久

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日経MJを読み解く!

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 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 274号 ◆◆◆

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     〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
         一流企業が何を追及しているかを学ぼう。
     素直に実践して売り上げが伸びれば、意識も変わる

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 ━━━━━━━━━━ 2003年12月2日付日経MJ4面より引用 ━━━
 
 ■6年前、倒産寸前に追い込まれた山口県最大手スーパーの丸久が食品
 スーパーへの特化をきっかけに再建を果たした。

 ■「外様だからこそ思い切った方針転換ができたのかもしれない」。倉
 重雅之社長は6年前の就任当時をこう振り返る。

 ■「限られた経営資源を有効に使うには食品に特化するしかない」。倉
 重社長は関西スーパーマーケットの北野祐次社長(当時)に会い、食品
 スーパーの基礎を教えてくれるよう頼み込む。

 ■「他社の良い点だけ選んで吸収しようとしても、社員は理屈をつけて
 変わろうとしない。まず関西スーパーの良い点も悪い点も丸ごと受け入
 れることが必要だった」と話す。

 ■古参で変化を嫌う幹部社員は降格させ、約60店の店長は1年でほぼ入
 れ替わった。

 ■かわりに若手社員が中心となり、売り場面積1500〜2000平方メートル
 の大型食品スーパー「アルク」を開発した。

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  ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
  ⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!


 ●誰でも創業して間もない頃は、売り上げを確保するのに一所懸命です
 ね。気持ちは苦しいばかりという時期がしばらくは続きます。しかし、
 成果が現れてくると、ホッとして気持ちが明るくなってくるでしょう。
 自分のやり方が正しいことに確信を持てるようになります。

 ●自力でメシが食えるようになった自分を信じることができ、勇気がわ
 いてきます。必死で努力をしても結果が出せなければ、そうはなりませ
 ん。自信というのは結果を出せてこそ持てるものです。

 ●「アルクが軌道に乗るにしたがって、社員の意識改革は急速に進んだ」
 とありますが、これは個人が自信を持てるようになるプロセスと同じで
 す。沈滞している企業で「社員の意識改革を図りたい」という経営者の
 方は多いのですが、それにはまずマーケティングの改革をしなければな
 りません。

 ●ついでに言うと、後継経営者教育も同じで、後継者自身が自分の力で
 小さな事業を立ち上げ成功することが、経営者道を学ぶ最もよい方法で
 す。マーケティングを進めるにあたって、どうすればお客に対して主導
 権がとれるか、スタッフに対するリーダーシップはどう発揮するのか、
 資金管理の方法はどうかなど、おのずと主体的に学んでいきます。

 ●6年前、倉重さんが社長に就任して方針転換をした際、果たしてそれ
 でうまくいくかどうか、社員は半信半疑だったでしょう。たいていの古
 参社員は変化を嫌います。こういう状態で意識改革を図ろうとしても失
 敗するのです。

 ●倉重さんは、自社を変革するにあたって、関西スーパーマーケットを
 師匠に選びました。関西スーパーと言えば、食品スーパーの世界では超
 一流であり、権威のある会社です。スーパー業界で知らない人はほとん
 どいないでしょう。
 関西スーパー⇒ http://www.kansaisuper.co.jp/co-guide/jinj001.htm

 ●そこで学ぶメンバーに選抜された7人は、やりがいに燃えるでしょう
 し、倉重さんを一番に支える社員となります。つまり、変革の核となる
 メンバーですね。

 ●そして、「良い点も悪い点も丸ごと」関西スーパー流を徹底したので
 しょう。さながら関西スーパーが山口県にできたような感じになってい
 るのではないでしょうか。

 ●地域が異なるとはいえ、食品スーパーに消費者が求めるものはさほど
 変わりません。品ぞろえ、鮮度、ボリューム感、適正な価格、接客応対
 の良さ、売り場の清潔感、見た目の美しさ、…。

 ●食品スーパーでこれらが他店に比べて秀でていれば、消費者がその店
 に足を運ぶのは当然です。この時点で、社員は新社長の方針が正しかっ
 たことを確信します。今までにない多くの来店客を前にして、やる気が
 わいてこないわけがありません。

 ●なかなかうまくいかないときは、己を捨て、素直に業績好調な企業の
 やり方をまねてみましょう。そうすれば、自分に不足していたものに気
 づきます。そして、成果が上がれば、自然と社員の意識は高揚し、よい
 風土が生まれてきます。

 ●人を「変える」ことはできません。人は何かに気づいたときに、自分
 の力で「変わる」ものです。上司のやり方で実績が上がってくれば、多
 くの部下は方針の正しさに気づいて変わります。

 ●倉重さんのように、やり方を一流企業に学び、その権威を利用しつつ
 社内を変革させていけば、ふるい抵抗勢力も抑えることができますね。
 何より「あるべき姿」を明確にできるので、衰退して方向性を失ってし
 まった企業にとってはよい方法だと思います。

 ――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ―――――――

 ■■■ちょっと一言

 自分や自社の何が悪いのかについて、たいてい「わかってるんですけど
 ねぇ」とおっしゃるのですが、いろいろとデータを採取したり、社員に
 インタビューしたりしてみると、経営者が思いもよらなかった問題が浮
 上してきます。だからこそ、経営コンサルタントの存在価値があるので
 すが。

 とはいえ、私も逆に経営者の方から学ばせていただくことが少なくあり
 ません。自分に無い発想やエネルギーを感じて、自分の至らなさに気づ
 かせてもらえます。異なる角度からのモノの見方は本でも得られますが、
 やはりナマの言葉や行動の方が、インパクトが大きいですね。自分を変
 えるきっかけになりやすいです。

 そういう意味でも、いろんな人と会って突っ込んだ話をするのがいいよ
 うです。忘年会シーズンですので、多くの人と話をするチャンスですね。
 ただ、飲みすぎて、せっかくのいい話を忘れてしまったり、「ああ、ま
 たやってしまった」と後悔したりすることのないようにしましょう。

 これは自戒の言葉でもあります。飲みすぎない、飲みすぎない…(^_^;)

 

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