世界初マッサージソファヒット、カッシーナ・イクスシー

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日経MJを読み解く!

 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2003年11月5日 〓〓〓〓〓〓 

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 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 255号 ◆◆◆

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     〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
            弱みを放置してはいけない。
     自社で克服するより他者と組むことで補うのが早道。

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 ━━━━━━━━━━ 2003年11月4日付日経MJ3面より引用 ━━━
 
 ■高級インテリア製造販売のカッシーナ・イクスシーが手がけるマッサ
 ージ機能を備えた世界初のソファ「POSITION」。68万円からという価格
 にもかかわらず、月間10台のペースで売れるヒット商品となり、10月に
 は要望が多かったフットマッサージ機能を備えた新製品もラインアップ
 に加えた。

 ■「いかにもマッサージ機というデザインが多く、インテリア性を意識
 した製品はほとんどない」。企画室の商品開発チームマネジャー、堀尾
 俊彰さん(51)はここに着目。

 ■「ソファとしての座り心地には徹底的にこだわった」。マッサージ機
 能のない同型のソファも同時に発売しているが、それもソファとしての
 完成度の高さに自信があったから。

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  ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
  ⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!


 ●「グッドデザイン賞(Gマーク制度)」(1997年までは通商産業省主
 催の「グッドデザイン商品選定制度」)というのがありますね。現在は
 財団法人日本産業デザイン振興会が主催しているもので、なんと1957年
 (昭和32年)に創設されたものです。
 Gマーク制度のサイト⇒ http://www.g-mark.org/

 ●もともとは、日本商品による模倣問題を解決するためのもので、模倣
 を防ぐには創造を奨励すべきだとして設けられたそうです。日本人には
 独創性が無いなどと言われたりするのは、この頃のイメージがまだひき
 ずっているのかもしれませんね。

 ●しかし、この制度の目的は「『デザインを通じて生活の質的向上と産
 業の高度化を図ること』と要約できます」とあり、審査基準のひとつに
 も、「ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している」という
 項目があります。単にデザインに独創性があるというだけでなく、生活
 の質を高める要素も要求されているわけです。

 ●そのような視点で世の中に氾濫している「物」を見ると、生活の質を
 高めるという点では相当不足しているように思います。例えば私が普段
 使っているノートパソコンは、機能面では不自由はあまり感じませんが、
 おそらく重さは3kgほどあって、ショルダーバッグの肩ひもが肩に食い
 込む感じです。持ち運ぶことを前提に作られた感じがしません。

 ●医療用機器では、身につけたら恥ずかしい物が多い気がしますし、官
 公庁の経営相談窓口は誰の耳にも筒抜け。こう並べてみると、高い機能
 を売りとするものほど、気配りが不足しているのかもしれません。その
 ため、使ったら便利ではあっても実際には使いづらく、生活の質は高ま
 りにくいのではないかと思います。

 ●マッサージ機もそうですね。確かに電気屋さんで見ると、いかにもマ
 ッサージ用のイスとまるわかりの商品が並べてあります。購入者の中に
 は、来客があったときに恥ずかしいからと、イス型のマッサージ機を奥
 の部屋に隠している人もいるかもしれません。マッサージ機に座って、
 「ああ気持ちいい」と言っている自分の姿を想像されたくないでしょう。

 ●技術屋というのは、どうしても技術を高める方に目がいくので、なか
 なかそのようなユーザーの心理に考えが及びません。日本には名だたる
 家電メーカーが5〜6社もありながら、すぐれたデザインのマッサージ
 ソファを作った第1号が高級インテリア製造販売会社だというところに
 技術屋さんの盲点が見えてきます。

 ●このようなアイデアは、消費者に聞いても出てきません。消費者は、
 「マッサージ機とはこんなもの」という固定観念に支配されていますか
 ら。カッシーナ・イクスシーの堀尾さんがイタリアのデザイナーグルー
 プにデザインを依頼したように、自動車メーカーがデザイナーと新車の
 デザインを検討するように、デザインのプロの意見を取り入れるべきで
 しょう。

 ●やはり、自社は自社のいわゆるコア・コンピタンス(中核的強み)を
 徹底的に磨きながら、弱いところ(今回で言えばデザイン)はその分野
 のプロと提携して進めた方がよいのです。これは個人事業主も同じです。

 ●自社は、何に一点集中すればぬきん出ることができるかについて明確
 になっているでしょうか。それと同時に「大事なのに弱い」ポイントも
 はっきり指摘できますか。その弱いポイントについては誰に補ってもら
 えばよいか、最高のタッグとなる相手をじっくりと探すようにしましょ
 う。そのためにも人脈は大切ですね。

 ――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ―――――――

 ■■■ちょっと一言

 年齢にかかわらず、マッサージチェアのニーズはあるような気がします。
 しかし、もしマッサージチェアがうちにあるとして、来客時に、
 「まぁ、これはマッサージチェアですね。ご高齢の方がいらっしゃるん
 ですか。いない? じゃ、どなたが使うんです?」
 なんて聞かれて、
 「ワタシです」
 とは、ちょっと恥ずかしくて言いにくいでしょうね。(^_^;)
 
 マッサージチェアとはわからないイスがあり、しかも数万円程度であれ
 ば、まずは一家に一台、そのうち一人一台というレベルで普及していく
 かもしれません。パソコンの前で仕事をすることが多くなった時代、潜
 在的なニーズは大きいと思いますが…。

 しかしその前に、私は父の日に小学5年の娘からもらった「肩叩き券」
 をずっと使っていませんでした。今夜あたりやってもらおうかな。(#^.^#)

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