〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2003年8月31日 〓〓〓〓〓〓
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◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 208号 ◆◆◆
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〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
逆境こそ人を育てる。
顧客のニーズに謙虚になることが逆転を生む。
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━━━━━━━━━━ 2003年8月30日付日経MJ1面より引用 ━━━
■50年以上、遊具機械を作り続けてきた岡本昌明(70)が始めたのは、
国内では他に例がない遊具機械のリサイクルビジネスだ。
■大きいものでは観覧車やジェットコースター、小さいものではコイン
式の電動木馬やクレーンゲーム機といった遊具機械を閉園した遊園地な
どから回収。傷んだ電気回路や油圧装置などを修理し、色を塗り直して
他の遊園地に販売。イベント会場に貸し出したりもする。
■5年ほど前から地方遊園地の閉鎖が増え、他社の遊具機械も引き取っ
てほしいという申し出が遊園地側から相次ぐようになった。
■4年前から自社のホームページに、リサイクル遊具機械を紹介するコ
ーナーを設置。
■新たな依頼も入るようになりました。「遊園地の経営そのものをみて
ほしい」というものだ。
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ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!
●記事によれば、岡本製作所という会社は、従業員約40人だそうです。
規模からするとどこにでもある中小企業ですが、事業内容は誰もやって
いないものです。「戦わずして勝つ」という孫子の兵法を実践している
と言えるでしょう。
サイトはこちら⇒ http://www.okamotos.co.jp/
●この会社は遊具機械メーカーです。遊園地がはやらず、相次いで閉鎖
するというのは、自社のお客さんがどんどん減っていくことを意味しま
す。つまり、多くの企業と同様、経営環境はかなり厳しいということで
す。仕事が減り続けるわけですから、放っておけばジリ貧になることは
避けられません。
●記事には、岡本さんが遊具機械を「必要なくなったから解体してしま
うのでは忍びない」という気持ちから、引き取っていったと書かれてい
ます。遊具は、子供たちの笑顔を思い描きながら愛情を込めて作ってい
ることでしょう。まだ使えるものを解体するのは、作った人にとっては
つらいことに違いありません。
●そして、岡本さんのこの愛着が、国内初のリサイクリビジネスにつな
がっていったわけです。遊園地の方は、資金的に厳しいからといって遊
具機械の新しいものを導入しなければ、さらに魅力は薄れ、経営は苦し
くなるでしょう。安いリサイクル品は魅力ですね。
●修理したり色を塗り直すだけでそれほどお金がかかっていないわけで
すから、安く貸し出しても元が取れます。イベント会場、商店街等は、
家族連れやカップルなどを呼び込むツールとしての遊具機械を「できる
だけ安く借りたい」でしょうが、そのニーズに応えることもできました。
●また、この安さが幸いしてアジアの各国から引き合いがきています。
記事の通りとすれば、岡本さんは最初からここまでこの事業が発展する
ことを意図して、リサイクルビジネスを始めたわけではないようです。
しかし結果からみれば、厳しい経営環境を逆手に取って、みごとな逆転
の発想をされたように見えます。
●遊園地の経営まで依頼され成功しているということは、岡本さんが顧
客である遊園地の、さらに先のエンドユーザーである遊具の利用客まで
よく見ていたことを感じさせます。利用客に楽しんでもらおうと遊具を
作ってきた岡本さんですから、当然のことかもしれませんが。
●目の前でお客が次々と倒産していけば、社員は絶望に追い込まれてい
くでしょう。しかし、リーダーは冷静に逆転の目がどこにあるかを探さ
ねばなりません。一見逆境に追い込まれた状態から、あざやかに勝ちを
つかみ取るのが、「迂直(うちょく)の計」(孫子の兵法)なのです。
――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ―――――――
■■■ちょっと一言
私は遊園地では観覧車が一番好きです。高いところから、ゆっくり景色
を見渡せるのがよいですね。岡本さんは、「世界最大の観覧車を作るこ
と」が夢なのだそうです。70歳になってなお、夢を追いかけておられ、
今も心は青年ですね。私も、いくつになってもこうありたいと思います。
おそらく岡本さんからは「もう年だから」というような言葉は聞かれな
いのではないでしょうか。この言葉は、50代のサラリーマンから本当に
よく聞きます。(^_^;) おそらく55とか60の定年を意識し、そこから逆
算しているからでしょう。
60まで働いても、その後悠々自適に生活できる時代ではなくなってきま
したし、この発想は変えないといけないですね。それにマイナス言葉を
口に出すと、潜在意識にマイナスが刻み込まれてよくありません。無理
してでも明るく元気な言葉を使うようにしましょう。(#^.^#)
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