阪神応援グッズ女性に売れる

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日経MJを読み解く!

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 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 164号 ◆◆◆

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    〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
      にわかファンを増やすには「動く」こと。
       勝つ」プロセスをきちんと設計しておこう。
  
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 ━━━━━━━━━━ 2003年7月12日付日経MJ16面より引用 ━━━

 ■18年ぶりのセントラルリーグ制覇に向けて独走する阪神タイガース。
 阪神百貨店の球団公認グッズ店では、勝ち星を重ねた6月に前年比3倍。
 東京・新宿の京王百貨店では前月比4倍の勢いで売れている。これまで
 の固定ファンに加え、女性を中心とした「にわかファン」の急増が後押
 ししている。

 ■球場内にある「タイガースショップ」。この店に「6月ごろから変化
 が見え始めた」と話すのは店員の山本美穂さん。「男性ファンに交じっ
 て、若い女性が明らかに増えているんです」。それを象徴するのがラン
 キング4位に入った「カラーハッピ」。赤、黄、緑、ピンクの4色をそ
 ろえましたが、最も売れるのはピンク色だ。若い女性が殺到し、品切れ
 をおこすほどの人気だとのこと。

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 ●私はもともとは巨人ファンでした。小学生のときが、王・長嶋の全盛
 期でしたし。しかし、大阪、広島に住んでいるときは、タイガースやカ
 ープに優勝してもらいたいと思いました。今は福岡なのでダイエーホー
 クスです。福岡の人は野球の話は元気よくしますが、サッカーの話にな
 ると表情が曇ります。がんばれ、アビスパ!

 ●こういう私のような人間は、根っからのファンから嫌われるでしょう。
 「もしアフリカに住むことになってもダイエーホークスのファンである
 ことは変わらない」という人もいますね。人によって価値観が異なりま
 す。チームそのものが好きな人、特定の選手が好きな人、私のような地
 元びいきの人、強いチームが好きな人、それぞれです。

 ●マーケティングの観点から言うと、人の価値観はともかくとして、ど
 ういう現象がおこっているかから考えなければなりません。人の心が、
 「動いているもの、活気のあるもの」に吸い寄せられる傾向があるのは
 事実です。強いもの、輝いているもののそばに行きたい、暗闇の中や弱
 い人の下にはいたくない、というのは生物としての本能かもしれません。

 ●今回の阪神タイガースのにわかファン急増も、そのような現象のひと
 つと考えられます。楽しく明るいお祭り騒ぎの輪の中に入っていたいと
 いう心理でしょう。その輪から外れると、景気低迷という暗闇しかない
 とすれば余計そうなりますね。

 ●つまり、人を引きつけようと思ったら、「動き」が必要なのです。長
 嶋さんや星野監督には動きがありますね。「勝つ」という結果が出れば、
 さらに魅力が増します。そして人が寄ってきます。

 ●ということは商売繁盛のためには、「動き」をお客に示す必要がある
 ということです。さて、自分のところが動いているように人の目に映っ
 ているか考えてみましょう。

 ●小売店なら、日々陳列やレイアウトに変化をもたせているか、販売員
 はじーっと立って店頭でにらみつけていることは無いか。飲食店なら季
 節のメニューの工夫や、威勢のいい返事などができているか。営業マン
 であればお客とのコミュニケーションはきちんと図れているか、提案を
 しているか。お客からしてみれば全く連絡が無いのは「動き」が無いと
 いうことですから。

 ●しかし、ただ動けばいいというものではありません。マーケティング
 プロセスを意識した動きでなければ。将棋や囲碁と同じです。「こちら
 がこう攻めたら相手がこうくるから、そこでこの駒を打って…」という
 手順を事前にきちんと考えます。勝ち目をきちんと計算します。

 ●星野監督は、まさか経済効果まで計算して野球をしているわけではな
 いでしょうが、春のキャンプのときから考えていた勝ちパターンは実現
 できているのではないでしょうか。

 ●今回女性のファンが急増しているのは、女性が「感覚」で動くからで
 しょう。男性は「急に阪神を応援し始めるとポリシーを疑われる」など
 と理性的に考えて、変化しにくいのかもしれませんね。特に女性を顧客
 の中心に置いている方は、今回の現象を自社に応用してみてはいかがで
 しょうか。

 ――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ―――――――

 ■■■ちょっと一言

 「動きを演出する」のはいいのですが、あんまり自分が目立つのは考え
 ものだと思います。監督が目立ちすぎると、肝心の選手が目立たないと
 いうことにもなりますからね。社長ばかりが目立って社員が光らない会
 社もよく見かけますが、気をつけてくださいね。

 これは会議のときによくわかります。会議が社長の独演会になっている
 会社は、長期的には発展しません。社員の発言が少ないということは、
 それだけ考えていないということです。「考えても仕方が無い、どうせ
 社長がひとりで決めるんだから」とあきらめているかも。

 大事なのは、会社全体の勢いをどう出すか、ですね。創業期は社長が先
 頭に立って引っ張ることが必要ですが、ある程度の規模になったら、よ
 く社内の仕組みを整えることが大事です。(#^.^#)

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