〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2003年6月19日 〓〓〓〓〓〓
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◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 140号 ◆◆◆
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〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
「正」ができていてこそ「奇」策が生きる。
何が「正」で何が「奇」か、見極めよう。
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━━━━━━━━━━ 2003年6月19日付日経MJ20面より引用 ━━━
■「隠れ家」をうたう店が増える中、住居や事務所として使う普通のオ
−トロック式マンションの1室で営業する飲食店が人気を集めている。
知っている人しか行けず、たどり着けてもボタンを押すのに勇気がいる。
こうした仕掛けが受け、「一軒家」「個室系」に続く飲食店の新しい潮
流になりつつある。
■東京・元麻布。暗闇坂を登った閑静な住宅街に建つマンションの1室
にあるのが、仏料理店「Coubeaux(クボウ)」だ。
■料理は1万3000円のコースのみで予約時に久保木毅オーナーシェフ
(38)が好き嫌いなどを聞いてメニューを練る。ランチは40代女性グル
ープの会食、夜は記念日などが多いとのことだ。
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ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!
●レストランを開いて成功するために絶対に必要なことはいったい何で
しょうか。それは、「おいしい」ことです。日本では戦後しばらくの間、
食事は空腹を満たすためのものでした(世界的に見ると、その方がいま
も主流ですね)が、今はおいしくなければ日本人は受け付けません。
●こんな当たり前のことをいまさら言わなくてもいいようなものですが、
実際に売り上げ不振店に行ってみると、お客を増やす販売促進の工夫に
はかなり頭を使っている一方で、味がよくない店舗が結構あるからです。
どんなに店頭のノボリや再利用を促進するクーポン券を発行しても、味
がまずくてはお客は2度と利用しません。
●私が知っているあるお店は、お客をびっくりさせる店がまえでスター
トし、確かに最初は盛況でした。しかし、料理の方がいまひとつなので、
売り上げは徐々にジリ貧気味に…。必死で新メニュー作りなどに取り組
んでいます。後追いで味を追求しているわけですが、なんとか売り上げ
を維持しています。
●さて、東京では記事で紹介されているような形式のお店があいついで
開業しており、いずれも人気店になっているとのことです。初期には一
時的にブームのような現象が起きますが、今がそうでしょう。これが地
方に拡大していく頃には、東京では淘汰が進み、閉める店も出てくるも
のと思います。
●「凡そ戦いは、正を以て合い、奇を以て勝つ」(孫子)です。飲食店
の場合、「正」は、日本全体が貧しい時代は量、今は味です。「奇」は、
一概に決められません。お客の意表をつくサービスなどです。仏料理店
がマンションの一室にあるというのは十分「奇」です。「奇」はクチコ
ミで広がる要素です。
●ところが、この日経MJを読んだ人や、すでにこのレストランを訪れ
た人にとっては、「奇」はすでに「正」になってしまいます。つまり、
「すでに知っている当たり前のこと=驚かないこと」なのです。だから、
知り合いを驚かすために連れて行くというクチコミの役割は果たします
が、自分自身にとっては何か新しい発見が無いと、徐々に飽きていきま
す。
●「隠れ家」は本来「隠れ家」だからこそ価値があるのです。新聞など
に出てしまうと、その価値は無くなります。みんなが知ってる隠れ家な
んてありえません。ですから、皆さんが扱っている商品やサービスが、
一部の熱狂的なファンに支持されており、十分な売り上げも確保できて
いる間は、より多くの人にPRすべきかどうかは慎重に考えるべきです。
●「正」がきちんとできていてこそ、「奇」が生きます。しかし「奇」
はすでに広まると「奇」ではなくなり「正」になります。ですから、新
たな「奇」を生み出す必要が出てきます。この「正」と「奇」が織り成
す変化を極まりなく自由自在にあやつれる人こそ、勝者となるのです。
――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ―――――――
■■■ちょっと一言
福岡は、今日の午後台風が直撃しそうです。うちの子供は皆休校となり、
自宅におります。不謹慎かもしれませんが、子どもの頃は台風が来るの
が楽しみで、家中の雨戸を閉め真っ暗にして、ワクワクして過ごしたの
を覚えています。
特に被害が無ければ台風もよいのですが、10数年前、私の長崎の高台に
ある実家を直撃したとき、ベランダの屋根はすべて飛ばされ、どこかか
ら飛んできたものが壁を突き破ったことがありました。こうなるとワク
ワクどころではなくなります。
大人になるにつれ、台風は嫌なものに変わってきました。今日も大きな
被害が無いことを念じています。
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