吉兆、茶道で従業員教育

独立起業して成功する秘策はココにあります。↓

メール講座「成功の80%は戦略にあり」

日経MJを読み解く!

 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2003年6月14日 〓〓〓〓〓〓 

 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 135号 ◆◆◆

 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

     〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
      受講者の情熱無しに教育は成り立たない。
        教育の現場でも「交換」は行われている。
   
     〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 ━━━━━━━━━━ 2003年6月14日付日経MJ4面より引用 ━━━

 ■日本料亭の老舗、神戸吉兆が、従業員教育に茶道を取り入れ成果をあ
 げている。料亭に欠かせない料理の出し方や身のこなし方を学べるのに
 加え、客をもてなすための気配りや日本料理特有の季節感も身に付くと
 あって、従業員にも好評だ。2002年3月に神戸市内に開店した新店舗で
 も内容をさらに充実し、来年から茶道教育を始める。

 ■「季節に合った道具やもてなし方を考えなければいけない茶の湯は、
 従業員の季節感を養う意味でも効果的」と説くのは湯木喜和社長。

 ■茶室を備えた開業一年の神戸店では一般の来店客を対象にした茶道の
 けいこを行っているほか、今年の初釜からは茶会の申し込みも受け付け
 ている。

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
  ⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!


 ●「どうもうちの社員はやる気が足りない。意欲が感じられない。能力
 も低い。そうだ、専門家を呼んで教育をしてもらおう。内輪でやっても
 ダメだ。外部講師に頼めばちゃんとやってくれるに違いない」。社員教
 育は、たいていこのような社長さんの思いからスタートします。が、ほ
 とんどうまくいきません。

 ●このような形で教育をスタートすると、社長からの命令なので社員は
 仕方なしに出席します。「このクソ忙しいときに研修か」「研修で時間
 をつぶすより休みたい」という思いが心にあふれています。研修で身に
 つけた知識を基に成果をあげなければクビだ、というような恐怖を与え
 なければ、動機付けができません。しかし、これでは長続きしませんね。

 ●これに対して、今回の神戸吉兆の従業員教育は、理想的です。吉兆と
 茶の湯は、創業者が茶人であったことから関係が深いそうですが、茶道
 を学ぶことが接客や料理を磨くことにつながるという考え方が浸透して
 いるのでしょう。その必要性を従業員が納得し、自主的に参加している
 という点が最も評価できるポイントです。

 ●次に、菓子代とはいえ従業員も費用を負担していることです。たとえ
 少ない金額でも自腹で支払うことで、全額会社負担とはかなり参加意識
 が違ってきます。従業員にお金を出させるかわりに「自由参加」方式に
 すれば、本当に学びたい人たちが集ってきて教育の中身が濃くなってい
 きます。

 ●また、茶道のけいこは講義を一方的に聴くというものとは違って、自
 分が参加し、しかも体を動かします。体験的に学びつつ、なぜそのよう
 な動作が必要なのかという考え方を少しずつ身につけていくわけです。
 知識と体験を同時にインプットするのが、効果の高い学習法です。

 ●そして、月に3回という頻度です。私の経験では、月に1回は少なす
 ぎて前回何をやったか忘れてしまいますし、多すぎると負担が大きくな
 り続きません。やはり、月2〜3回で、1回2時間程度がよいのではな
 いかと思います。

 ●最後に、学んだ者が今度は教える側に立つということが重要です。こ
 の記事によれば、神戸吉兆の従業員が一般来店客を対象とした茶道のけ
 いこの手伝いをしているとのことです。先生とまではいきませんが、先
 生の側にいることで、今まで見えなかった部分が見えてきます。学んだ
 ことを他人に教えてみて初めて、自分に不足している点がわかるもので
 す。

 ●生徒の立場と先生の立場を経験することで、互いの心の動きがわかり
 ます。そこでも「交換」が行われているのです。先生は生徒からの情熱
 を受け取って、その見返りに知識や技能、考え方を教えています。つま
 り、教育もマーケティングです。教育産業においては、生徒が情熱をも
 てるような教育サービス内容をもつことが、成功要因の第一だというこ
 とになりますね。

 ――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ―――――――

 ■■■ちょっと一言

 日本の教育は、昔から体験を伴っていました。武道も茶道も華道もそう
 ですね。儒教の四書五経も「意味も考えずにひたすら音読する」という
 素読を毎日することで、体にしみこませます。それによって、体系が全
 部体に入るわけですから、とっさの時にでも必要な考え方を自由自在に
 引っ張り出せるようになるわけです。

 これによって精神的にも強くなり、「困難にたじろがない人間」を作る
 ことになります。これが、教育の目的です。

 西欧文明に驚き、知識一辺倒に陥った明治以降の教育を早く修正しない
 と、日本人はますます弱くなって自殺も減らないでしょう。「学歴が大
 切じゃないんだ」と日本人が本当に気づいたときが、教育改革が成功し
 たときでしょうね。あ、勉強は大事ですよ。誤解の無いように。(#^.^#)

メールマガジンのご購読はこちら

現役中小企業診断士の勉強部屋 マーケティング資料室ホームへ