〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2003年5月31日 〓〓〓〓〓〓
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◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 121号◆◆◆
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〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
一つを極めれば他に展開できる。
組み合わせれば、新市場を開くことが可能。
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━━━━━━━━━ 2003年5月31日付日経MJ1面より引用 ━━━
■新潟の山奥の竹所(たけところ)という名の集落に住み着いたドイツ
人建築家、カール・ベンクス(60)。築150年から200年の古民家再生を
手がけているが、ただ単にきれいにするだけではなく、欧州の建材やデ
ザインを生かし、現代の洋風生活に合う住みやすい家に生まれ変わらせ
ている。
■「柱や梁などの骨組みは100%残します」(ベンクス)。必要と見れ
ばためらい無く新しい建材やセンスを持ち込み、現代風に立て直す。他
の古民家再生事業には見られない、ベンクスさん独自の手法だ。
■内装や建具にも和洋、新旧の隔てが無い。鶴の飾り細工が握りになっ
た扉や、階段内部に物をしまえる「箱階段」があるかと思えば、欧風の
キッチンが大胆に据え付けられている。
■現在の会社、カールベンクス&アソシエイトを起業して5年。評判が
広がり、新潟だけでなく東京や神奈川からも再生住宅の注文が舞い込ん
でいる。酒屋やレストランなどの店舗も含め、手掛けた物件は10軒以上
になった。社員3人で、年商は約7,000万円に成長している。
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ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
⇒ マーケティングのヒント ⇒ 自分で早速やってみよう!
●日本びいきだったお父さんのもとで育ったベンクスさんは、24歳くら
いのときに日本大学に空手留学したそうで、かなりの日本通です。なに
かを創造するときには「組み合わせ」が主な発想法となりますが、ベン
クスさんは若い頃から「和洋折衷」を模索し続けたようです。
●ベンクスさんの建築物には、「和風と洋風の組み合わせ」だけでなく
「古いものと新しいものの組み合わせ」が為されています。また、ただ
組み合わせればいいというものではなく、双方に精通していることが前
提条件となります。つまり、建築知識において、和風、洋風、古さ、新
しさの4つの方面の知識が十分でなければ、これらを組み合わせること
ができません。
●組み合わせるいくつかの知識を、最初から意図して勉強するというの
はまれではないでしょうか。やはりベンクスさんのように「たまたま家
庭環境等が背景となって日本に興味をもった」などから出発し、あるひ
とつのことに精通していきます。そこから徐々に、他の方面へ広がって
行くものでしょう。
●「まず金儲けありき」からスタートした戦略に比べ、しっかりとした
土台ができやすい分、よりホンモノに近づきやすいといえます。「では
自分は何を勉強すべきなのか」と一から考えなければならなくなりそう
ですが、基本的には「放っておいてもつい自分はこれをしてしまう」と
いうような分野をよく自分で見極めることが大切です。
●例えば、「本屋に行ったら必ずこの分野のところへ足を運んでしまう」
というようなことですね。そして、その分野をまず「一点集中」でとこ
とん極めていくことです。「一点突破、全面展開」という言葉もありま
すが、一つを極めたら奥が深いので何にでも応用が利きますし、長く価
値を生み出し続けることができます。
●現代は、極めて効率的に「パッとやってパッと儲かること」がもては
やされていますが、これは「ホンモノ志向」という市場が求める傾向と
矛盾しています。消費者側はホンモノを求めているのに、商品やサービ
スを供給する側には「簡単に儲かること」を考えようとする人があまり
にも多いという感じがします。
●バクチで得たお金は失うことが早いように、短期間で盛り上がった商
売や人気はすたれることが早いものです。その売り上げや人気を維持す
るためにやりたくもない仕事をし、「自分の人生は何のための人生なの
か」と悩み始めるのがおちでしょう。
●戦略というのは、「決意を固めること」と言い換えることができます。
人生戦略とは「私はこのことを極める人生を生きる」と固く決意するこ
とです。事業戦略とは「何があってもこの事業をとことんやって成功さ
せる」と決意することなのです。
●ベンクスさんのように、好きな分野を長い時間をかけて徹底的にやっ
ていき、他との組み合わせをひらめいて世の中に無いものを生み出すこ
とができるのは、理想的です。お金も儲けて、かつ人生も充実したもの
でしょうから。こつこつと築いて、いつか他が追いつけないところまで
いってしまうのを、孫子の兵法では「迂直(うちょく)の計」といいま
す。
――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ―――――――
■■■ちょっと一言
ノーベル賞を受賞した先生方も、すっかりテレビから消えてしまいまし
たね。世間というのはそういうもので、話題にならなくなればさっとお
払い箱にしてしまいます。あの先生方は、マスコミがこなくなってせい
せいしておられるでしょうが、例えば三流芸能人などはせっせと話題作
りをし続けなければ飯の食い上げになってしまいます。三流のうちに世
に出てしまうと苦しいですね。
ですから、「世に出る」ことを優先せず、「地力をつける」ことをこつ
こつやりましょう。下積みの長い芸能人状態です。それをやっている皆
さんを、必ずじっと見ている人がいるものです。そしてフォローの風が
吹いたとき、パッと花を咲かせましょう。(*^_^*)
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