家電量販店のポイント制度、コジマ・ヤマダ

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日経MJを読み解く!

 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2003年5月20日 〓〓〓〓〓〓 

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 ◆◆◆ 日経MJに見るマーケティングの戦略・戦術 110号◆◆◆

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     〜〜〜【マーケティング 今日のポイント】〜〜〜
          戦略は無形であることが重要。 
         形が見えると対策を打たれてしまう。
  
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 ━━━━━━━━━ 2003年5月20日付日経MJ4面より引用 ━━━

 ■郊外型の家電量販店がポイントカード戦略の強化に乗り出した。コジ
 マは栃木県内の店舗で実験に着手。ヤマダ電機はこれまで対象外だった
 白物家電を含めた全商品での展開を始めた。顧客の囲い込みに有効な手
 段と判断し、ポイント戦略で先行するカメラ系量販店に対抗する。

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  ナルホド、ナルホド … ピンと来た!(^o^)
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 ●コジマの記事の中で「蓄積ポイントは最後の購入日から1年経過する
 と失効」とありますが、これは意外と消費者の頭には無いかもしれませ
 ん。私はビックカメラとヤマダ電機のカードを持っていますので、カー
 ドに記載されている内容を確認すると、両社とも期限は1年間でした。

 ●そこで、昨年ビックカメラを利用してから1年ほど経過しているのを
 思い出し、そのときの領収書を引っ張り出して見てみると、「2004年6
 月20日まで有効」と印字されているではありませんか。「え、2年間と
 いうこと?」。あいまいなままではこのメルマガを書くのに支障をきた
 すと思い、電話して問い合わせたら、「一昨年12月より、2年間となっ
 ております」とのことでした。

 ●私がこのカードを作った後に、期限が延長されたのですね。よって、
 期間から見ると、ビックカメラに軍配が上がりました。しかし、ヤマダ
 電機の方は残りのポイントがカードに印字されていてわかりやすいのに
 対し、ビックカメラのカードではそれがわかりません。前回買ったとき
 の領収書を確認する必要があります。領収書では「累計サービスP478」
 とありました。「なんだ、たったの478円か」^_^;

 ●ポイントカードは、顧客囲い込みの手段です。今でもスタンプカード
 といって、顧客が持っている台紙にレジでスタンプを押したり、シール
 を配布したりしているところがありますね。機械で処理するポイントカ
 −ドはその手間が省けます。顧客管理と連動して、「誰がいつ何をどれ
 だけ買った」などの情報を蓄積することもできます。

 ●スーパーなどで、よく「本日、ポイント2倍」などと打ち出して販促
 に使っていますが、100円買ってやっと1円分のポイントが2倍になっ
 たところで、たいした魅力はありません。現金で安い方が魅力的ではな
 いでしょうか。特に家電製品は再来店期間(1度来たお客が再度来店す
 るまでの期間)が長く、ヤマダ電機もポイント還元の魅力は薄いと判断
 したのでしょう。3年ほど前は、私もそう思っていました。

 ●ところが、ビックカメラで初めて買い物をしたとき、ポイント還元率
 の大きさに驚きました。せいぜい1%程度だと思っていたら、8%程度
 返ってきたのです。例えば10万円買ったら、次回は8000円分がタダにな
 る計算です。この魅力的なポイント制は「顧客囲い込み」の有効打とな
 り、カメラ系を躍進させました。

 ●ヤマダ電機、コジマもそれに追随しているわけです。ポイント還元率
 はどんどんふくらんでいる印象を受けます。これ以上大きくすると、当
 然首を絞めることになっていきますね。ところがビックカメラはすでに
 安売りはそこそこにして、「店内に高度な知識を持った販売員を配置す
 る」という作戦に移っています。

 ●ヤマダ電機、コジマはカメラ系に振り回されています。どちらが主導
 権を握っているか、一目瞭然でしょう。ヤマダ電機やコジマからは、ビ
 ックカメラの形が見えないのです。「無形こそ最高のものだ」という孫
 子の兵法を実践しているのは、ビックカメラの方と言えるでしょう。
 (ただし、あくまでも私が認識している範囲内で述べていることをお断
 りしておきます。ヤマダ電機やコジマも何か秘策を考えているかも。)

 ――――――――――――― 今日はここまで (^o^) ―――――――

 ■■■ちょっと一言

 このような戦いは消費者にとってはよいですね。安く、サービスも充実
 してくれば言うことはありません。激しい競争の中で、企業も育ってい
 きます。

 あ、「企業も育つ」と書いてしまいましたが、「社長も育つ」という方
 がより正しいでしょう。つまり、ただ忙しいだけの時間を過ごしている
 だけのサラリーマンは育ちません。育ってないので、年をとったらお払
 い箱になってしまいます。なぜ社長は育つかというと、「考える」「判
 断する」ということをするからですね。

 会社員の方は、できるだけ「責任を取る」側になるようにしてください。
 「失敗したらボーナスいりません」と啖呵を切ってもいいでしょう。そ
 の方が必死で考えるようになるので、長期的には自分にとってプラスに
 なりますよ。奥さんには怒られるかもしれませんが…。(^_^)

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